〝浮気〟テーマの歌舞伎に挑戦 片岡愛之助「楽しく面白おかしく、かわいらしく務めたい」

2020年07月29日 14時28分

片岡愛之助(左)と吉村大阪府知事

 歌舞伎俳優の中村鴈治郎(61)、片岡愛之助(48)、市川右團次(56)が29日、大阪府公館で行われた府主催の「大阪文化芸術フェス2020 歌舞伎特別公演」(9月11~13日、クールジャパンパーク大阪TTホール)の発表会見に登場した。

 毎年秋に上方伝統芸能や音楽、アートなど、多彩な文化・芸術プログラムを府内各所で実施し、大阪の都市魅力を広く発信していく同イベント。4回目を迎える今年はコロナ禍により開催が危ぶまれたが、吉村洋文大阪府知事(45)は「府庁の中では『やめた方がいい』という意見もあったが、やるべきだと判断した。コロナ禍の中で体の健康も大事だが、心の健康も大事。ワクワクしているし、大阪を元気にしたい」と開催を決定した。

 開催のトップを飾る歌舞伎公演に鴈治郎は「高揚感を感じている。化粧して衣装を着て舞台に立つのは、1月の松竹座以来。観客がないというのが苦手なので、見ていただけるうれしさは何物にも変えがたい。ぜひ成功させたい」と意気込んだ。

 鴈治郎と「身替座禅」「連獅子」で共演する愛之助は「初役で務めさせていただく身替座禅は、結婚してるけど彼女に会いに行くというもの。歌舞伎ですから、楽しく面白おかしく、そしてかわいらしく務めたい。鴈治郎兄さんは慣れてらっしゃると思いますが、足を引っ張らないように胸を借りて頑張りたい」と話した。

 一方、2月の京都・南座以来となる右團次は「役者になってこんなに間が抜けたのは初めて。果たして体が動くのやら」と苦笑い。

「茶壷」「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」を演じるが「『茶壷』は尾上右近さんとやらせていただきますが、私の本名は武田右近。その後、市川右近を41年名乗らせてもらった。〝ダブル右近〟でお届けさせていただきます」。

 続けて、「『戻駕--』の方には尾上右近さんと、せがれの二代目市川右近が出てまいります。こちらは〝トリプル右近〟でやってまいります」と笑わせた。

 なお、コロナ対策で700席ある座席数は50%以下の使用にとどめて開催される。