コンパは控えて! 吉村府知事が5人以上の飲み会自粛を要請も「数字に科学的根拠はない」

2020年07月29日 11時30分

吉村府知事

 新たな一手の影響は? 大阪府の吉村洋文知事(45)が28日に大阪市内で新型コロナウイルス対策本部会議に出席した。

 感染が再拡大している府では22日に100人の大台を突破。この日は過去最多の155人の感染者が判明した。

 こうした状況を受け、吉村氏は「夜の接待の場で宴会、飲み会をして、20~30代に感染が広がっている傾向がある。府民の皆さまには8月1日から20日まで、5人以上での宴会や飲み会、コンパは控えていただきたい」と訴えた。

 5人という数字については「科学的根拠はない」とあっさり認めた上で、「大多数での宴会というのは分かりにくい。明確に数字を出した方が府民の皆さんも分かりやすく、明確な基準をつくるのは政治の役割と思っている。数が増えてくるとクラスター化しやすいが、『飲みに行くな』となると影響も大きいし、数字としては適切なんじゃないか」と説明。家族での飲食については対象外との認識も示した。

 実際のところ、数字の効果のほどは不明だ。会議では専門家も「5人以上というのはツッコミどころ満載で、マスコミや社会からも言われると思うが、今の状況では行動変容を起こすきっかけをつくる必要がある。社会心理学的な効果を狙っている」と指摘している。

 しかし、府政事情通は「コロナ対策を次々に打ち、評価を高めた吉村知事だが、府の予算も枯渇していて、打てる手が少なくなっている。科学的根拠もないと認めているように、政治的パフォーマンスにすぎない」と手厳しい。

 大阪の30代男性は「何とか合コンOKにしてくれたととらえていいのか」と笑い飛ばしながら「大人数での合コンに比べて、お見合い要素が強くなる2対2だと気分的にハードルが上がりますよね」。

 一方で、「大人数だと大がかりになって金もかかったりするし、断るのに最善の口実ができた。どうせなら3人以上は禁止にしてもらった方が、意中の人を誘いやすいかも」との声も。知事の“奇策”に対する受け止めはさまざまなようだ。