「この子なら泣き言いわない」 のんが難役オーディションで選ばれた理由

2020年07月24日 06時15分

川北のん

 人気子役の川北のん(11)が盲目の役に初挑戦、監督から絶大な信頼を得ていた!

 川北は23日に都内で行われた映画「瞽女 GOZE」(8月8日に新潟で先行公開)の完成披露試写会に登場した。

 同映画は新潟を舞台に盲目の女旅芸人・小林ハルさんの半生を描いた物語。瞽女(ごぜ)とは、江戸時代から昭和の初めごろまで各地を旅しながら、三味線などの芸を披露していた盲目の女性芸能者のことを指す。

 幼少期の小林さんを演じた川北は「コロナでいろんなことが変わって、すごく不安だったけど、いま映画を見てうれしくなった」と話した。

 川北が盲目の役を演じるのは、もちろん初めてだ。

「目をつぶった状態で光を浴びて、それを目で表現するのがすごく難しかった。家に帰ってからも目に光を当ててみて、小林ハルさんはどういうふうに感じていたのかな?と考えて練習した」と、大人顔負けのコメントで振り返った。

 劇中では芸を覚えるために雪の中で厳しい寒稽古に励むシーンがある。

 同場面の撮影では「必死だったからか、寒さとか冷たさとかは感じなかった。カットがかかった瞬間、寒さを感じて雪の冷たさが痛かったけど、いい経験になった」。

 メガホンを取った瀧澤正治監督は、川北をオーディションで選んだ時のエピソードを明かした。

「300人の中から最後の2人に絞った時、『3つのセリフの中から1つ選んで演技をするように』と要求したら、のんちゃんは3つのセリフをすべて覚えて演技を見せてくれた。その時に、この子に決めようと思った。演技を好き嫌いなく自然にやっている。この映画は難しいので、この子なら泣き言を言わずにやってくれるだろうと思った」

 こうして才能を見出された川北。将来は大物女優に成長しそうだ。