朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に23日、元東京地検特捜部副部長で元衆院議員の若狭勝弁護士(63)が出演。元「週刊文春」スクープ記者の中村竜太郎氏(56)に、ジャニーズを退所する「TOKIO」長瀬智也(41)が〝干される〟可能性を質問した。

 これまでジャニーズに関する取材を重ねてきた中村氏は「縛りはないと思う。極めて円満に話し合いを重ねたので。芸能界も近代化されて、以前のように圧力をかけたり、干したりというのはなくなっている」とコメント。

 若狭氏が指摘するまでもなく、これまで元「たのきんトリオ」の〝トシちゃん〟こと田原俊彦(59)や元「光GENJI」の諸星和己(49)など、同事務所を辞めて干されたタレントは少なくない。そうでなければ、郷ひろみ(64)のように力のある大手プロに守ってもらうしかなかった。

 だが近年、公正取引委員会が介入し、芸能界にはびこる古い商習慣が変わりつつある。若狭氏も弁護士の立場から、こうした動きに強い関心を持っているようだ。

 長瀬は30年間、歌にドラマにバラエティーと大活躍し、ジャニーズ事務所に多大な貢献をしてきた。そのうえ、事前に何度もメンバーで話し合いを重ねて合意しており、事務所側も納得の円満退所となったのだろう。

 松岡昌宏(43)は「将来的に一緒に活動する可能性が絶対ないとは言えない」と明かしており、互いに新しい立場で仕事が安定してくれば、何年かのちに〝再合体〟もあるかもしれない。先ごろ一方的に独立した印象の強い元「NEWS」の手越祐也(32)とは大違いで、これだけの円満独立は同事務所でも珍しい。