石原軍団が年明けに解散で半世紀の歴史に幕 裕次郎さんの遺言を30年間封印した理由

2020年07月18日 10時58分

裕次郎さんの墓前で。左から小林専務、舘ひろし、渡哲也、石原慎太郎、石原まき子、神田正輝(敬称略)

 故石原裕次郎さん(顔写真)が1963年に設立した石原プロモーションが、来年1月16日をもって看板を下ろす。裕次郎さんの命日にあたる7月17日に分かった。現在、渡哲也や舘ひろし、神田正輝らが所属しているが、マネジメント業務を取りやめ、版権管理業務等に専念する。通称「石原軍団」は解散となる。

 裕次郎さんの妻で、同社会長の石原まき子氏(86)は同日、報道各社に書面を送付。「昭和六十二年七月十七日石原裕次郎が亡くなる際に『俺が死んだら即会社をたたみなさい』これが遺言でした」と明かした上で「俳優さん スタッフの皆さんがいつも生き生きとされていて会社に対する愛情の強さがひしひしと感じられ この人達ならば会社を お任せするべきと思い 遺言を言い出す事が出来なくなっておりました」と、死後30年以上にわたって会社を続けてきた理由を説明した。

 しかし、まき子会長も高齢となり体力が低下し、実務面が難しくなってきた。そこで渡ら俳優や役員、スタッフに相談したところ「裕次郎さんらしく惜しまれるうちに株式会社石原プロモーションの商号を返しても裕次郎さんは承知してくれるのではないですか」と賛同を得たため、今回の決定に至った。

 まき子会長は「五十数年間に渡り皆様方には株式会社石原プロモーションを陰日向なく支えて頂き心より感謝申し上げます」とつづった。

 芸能プロ関係者は「渡、舘、神田は独立、徳重聡以下の中堅や若手は他事務所に移籍する見込み。渡らベテラン3人以外は、俳優としてまだ実績を残したとは言えないが、移籍後に大成することがまき子さん、さらには裕次郎さんへの最大の恩返しとなる」と指摘する。石原軍団は解散となるが、そのスピリットは受け継がれている。