将棋棋士の加藤一二三九段(80)が16日、ツイッターを更新。同日藤井聡太七段(17)が棋聖のタイトルを獲得したことを「歴史的瞬間」と大絶賛した。

 藤井七段はヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で、渡辺明棋聖(36)に勝利。通算成績を3勝1敗とし、17歳11か月の史上最年少で棋聖のタイトルを獲得した。

 加藤九段は「藤井聡太新棋聖の御誕生。史上最年少戴冠の偉業達成。心より御祝い申し上げます」と切り出し、「貫禄をみせた渡辺明二冠も、最後の瞬間まで本当にお疲れ様でした」とそれぞれを労った。

 藤井七段のプロデビュー戦は、加藤九段が相手を務めた。加藤九段はこの対局で敗北を喫し、当時加藤九段が所持していた最年少棋士記録「14歳7か月」を、藤井7段が「14歳2か月」に更新した対局でもあった。

 加藤九段は「デビュー戦の相手をした私としても感慨無量の歴史的瞬間でした。素晴らしい名局、名勝負を、みなさま大変ありがとうございました」と感謝をつづった。