リニア開業延期濃厚で…ゆるキャラ「リニー君」が激白「リニアつながるまで死ねない」

2020年07月15日 11時30分

寝た状態でないとよくわからないリニー君

 それでも夢はあきらめない。東京・品川―名古屋間のリニア中央新幹線の2027年の開業が延期濃厚となり、残念がる人も多いだろう。中でもこのニュースに最も衝撃を受けているのでは?と本紙が連絡をとったのは、リニア新幹線をモチーフにしたゆるキャラの「リニー君」だ。その揺れる胸中は?

東京・品川―名古屋間のリニア開業を巡り、大井川の流量減少など工事に伴う自然環境への影響から、国と静岡県の協議が紛糾。JR東海の水野孝則取締役専務執行委員は14日、「東京・品川―名古屋間の27年開業は難しい」と改めて言及し、37年にも予定されている名古屋―大阪間の延伸にも「影響が出ることが懸念される」との認識を示した。

 東京―大阪間を最高時速500キロ、約1時間で結ぶリニアに乗車できる日がまた遠ざかるのか…。ショックを受けた人も多いだろうが、影響をモロに受けるのがリニー君だ。

 リニー君は、リニアの主要経過地に明記されている奈良市のリニアファン倶楽部の部員で、同市非公認キャラだ。15年に登場すると、全長230センチ、リニアに模したその姿が話題となり、多くのメディアや「ゆるキャラグランプリ」に露出。同市公認のリニア招き鹿「りにまね」とともにリニア推進活動に大きく貢献し、市民の認知度向上にも手ごたえを感じていた。

 それだけに、開業延期が不可避の状況に落胆しているかと思いきや「大井川の問題はかなり前からチェックしていました。生活用水で人命がかかっていることもあり、住んでいる人のことを考えると胸が痛い。それもあって、実はコロナ前からイベントも控えていました。そこにコロナが来たので、今はまったくイベントはやっていないです」と明かした。

 それでも、夢のリニア開業はあきらめていない。「僕が小学生のころ、クラスの友達に教えてもらって『こんなすごい乗り物ができるんだ』と感動しました。関西の僕たちの近くにも来ると聞いたときは、うれしくて仕方なかった」と語る。

 見た目からは「ふざけているのか」と思われがちだが、リニアに対する思いは誰よりも熱い。「リニアがつながるまでは死ぬわけにはいかない。大井川の問題は僕らが解決できるわけじゃないし、時間をかけてでも円満に進めてほしい。人生100年時代と言われているので長生きして待ちます!」と力強く言い切った。