「ゴオ~ン」中国で怪音パニック! 伝説の龍が降臨か

2020年07月14日 11時02分

 中国の南西部に位置する貴州省の堅強村でナゾの怪音が鳴り響き、「龍の鳴き声か」と大騒動になっている。独立系地元メディア「大紀元時報」によると、怪現象が始まったのは先月20日ごろから。うめき声のような爆音が今も断続的に続いているというのだ。UMAの鳴き声? 大地震の予兆? 世界の終末? 原因不明の怪音に地元住民の動揺は広がるばかり。新型コロナウイルスに続き、中国発でまたも世界はパニックに陥るのか。

棚田が続く山間部にこだまする恐ろしげな轟音は、毎日昼ごろになると聞こえてくるという。

 それは牛の鳴き声のようだったり、何かえたいの知れない怪物の叫びのように聞こえることも。とにかく不気味で、周囲の山全体を揺らすような爆音が「ウオ~ン、ゴオ~ン」と低くとどろく。時には怪鳥の鳴き声かと思うような「ギ~ギ~」と鋭い音も。

 地元民は「数々の神話で語られてきた伝説の龍が降臨したのでは」とパニック。「中国では古来から、龍は権力の象徴。何か政治的異変が起こるんじゃないか。香港の弾圧を機にアメリカとの対立が深刻になっているし…」と、中国の支配体制が揺らぐ前兆かと案じる声もある。

 地元民が撮った証拠動画の数々は、SNSで瞬く間に拡散した。それを見た中国人が、我も我もと現地へ殺到。へき地の小さな村に、1週間で数万人が押し寄せる事態となった。

 いつしか「龍吟事件」と呼ばれるように。このままでは社会不安が広がると、地元当局は山一帯を封鎖し、立ち入り禁止に。揚げ句には「臆測で不穏な噂をネット上に流した」と2人の逮捕者まで出て、それぞれ6日間と8日間の拘禁措置となった。

 地元民の要望を受け、調査を開始した地質学や野生動物学の専門家が出した結論は、「ウズラの一種の鳴き声が山に反響したもの」というもの。当局は「余計な噂を流さないように」とクギを刺した。ただ動画を見る限り、その怪音は小さいウズラの鳴き声とは到底思えないような大音量。調査結果に納得していない地元民が多い。

 そんな中、今月2日に現場から45キロ離れた地点でマグニチュード(M)4・5の地震が発生。「天変地異の前触れではないのか」と怖がる人まで現れ、騒動はエスカレートする一方だ。

 超常現象に詳しいライターは「10年ほど前からカナダ、英国、スロバキアやウクライナ、デンマークなどで報告が相次いだナゾの音『アポカリプティック・サウンド』ではないか」と指摘する。

 各地のユーチューブ動画で聞き比べると、カナダは金属をこすり合わせたような、あるいはラッパのような音。スロバキアは恐竜のうめき声のような音で、ウクライナはホラー映画の効果音のようだ。そんな怪音が延々と鳴り響く。

「音の正体は全く分かっていない。その不気味さから、新約聖書の一節『ヨハネの黙示録』に記された、世界の終末を告げる天使のラッパの音ではないかという説も語られるように。黙示録は英語やラテン語で『アポカリプス』と言い、そこから『アポカリプティック・サウンド』と名付けられた」と同ライター。

 何らかの放電現象に伴う電磁波によるもの、また工場や工事現場の音が反響したものだという説もあるが、とにかくナゾだらけで、世界各地で報告が増えている。

 やはり聖書にも記された蝗害(こうがい=バッタ類の大量発生)がアフリカやインドを襲うなど、いま自然災害が相次いでいる。米国では暴動がやまず、中国は香港問題に揺れている。そして世界中を大不況に陥れた新型コロナウイルス禍も、自然発生説と人災説の両方ある。そんな状況を考えると、この怪音は人類に対する地球の悲鳴ともとれる。