〝キング・オブ・ロックンロール〟エルビス・プレスリーの孫でミュージシャンのベンジャミン・キーオさんが12日、ロサンゼルス郊外カラバサスで亡くなったことが分かった。27歳。米芸能サイト「TMZ」は、状況から銃による自殺をみられると伝えた。

 ベンジャミンの母親はエルビスと妻プリシラとの一人娘リサ・マリー・プレスリー(52)で、リサの最初の夫で作曲家のダニー・キーオ(55)との長男。

 TMZによると、ベンジャミンさんは2009年にレコード会社と500万ドル(約5億3400万円)でアルバム契約を結んだこともあるが、際立った音楽活動は無かった。

 ただ、〝エルビスの生まれ変わり〟と言われるほど容姿が祖父そっくりで、母親のリサはベンジャミンさんを溺愛。2012年にはベンジャミンさんのためのアルバム「ストーム&グレース」をリリースしている。

 リサのマネジャーは「慰めることができないほど、リサは悲しみに打ちひしがれている。ただ、11歳の双子と長女ライリーのためにしっかりしようとしている」と同サイトに語った。

 ライリー(31)はベンジャミンさんの姉で女優。ホラー映画など多くのB級作品に出演している。

 ちなみに、リサは最初の夫と94年に離婚した後、〝キング・オブ・ポップ〟マイケル・ジャクソンと再婚するも、わずか2年で破局。また、米俳優ニコラス・ケイジとも2年間の結婚生活の末に離婚した。

 その後、音楽プロデューサーと結婚し、双子をもうけた。