志村けんさんの〝MC魂〟とともに…嵐・相葉雅紀「どうぶつ園」継承

2020年07月07日 11時00分

志村けんさん

 新型コロナウイルスによる肺炎のため、3月に死去した名コメディアン志村けんさん(享年70)の冠番組「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)が9月で終了し、10月からは嵐の相葉雅紀(37)が司会を務める番組がスタートする。番組にとって重要な司会の実力には、お世辞にも定評があるとはいえない相葉だったが、志村さんの“教育”で急成長しているという。

 3月29日に志村さんが亡くなってからも志村さんの名前を冠に残したまま、番組は続いてきた。2004年に始まった長寿番組だが、志村さんが亡くなって丸3か月が経過。さすがに今の形での継続は困難と判断されたようだ。10月からは相葉が司会で「I Loveみんなのどうぶつ園(仮題)」としてリニューアルスタートすることが先日発表された。

 現在の「志村――」でも、志村さんに代わり相葉が司会を務めている。

「園長の志村さんが健在の間は、相葉は“飼育係”として盛り上げ役に徹していた感がありました。でも、志村さんが亡くなった後では、司会者として番組を回そうと、天然の明るさと、老若男女誰にでも愛されるキャラを武器に、高い評価を得ています」と民放局番組プロデューサー。

 その高評価は視聴率にも現れており、相葉が初めて司会を務めた4月4日の「天才!志村どうぶつ園 特別編」が平均視聴率27・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を取り、大きな話題になったが、現在も2桁を常時キープする健闘ぶりだ。

 ただ、相葉といえば業界内では「MC下手」で有名だった。

 あるテレビ局関係者は「2016年に紅白歌合戦の司会をしましたが台本棒読み、感情ゼロと、さんざん酷評されたこともあるし、総合司会を務めた昨年の『FNS歌謡祭』では、掛け合いのタイミングもいまひとつで、見ている方がハラハラすると言われた。司会を務めていた『グッと!スポーツ』(NHK)でもゲストのスポーツ選手に場違いな質問をするなど散々だった。“司会力”はお世辞にも褒められたものではなかった」。

 そんな相葉が、「志村――」では一転して高評価を得ている。その裏では志村さんの存在が大きかったようだ。

「今の相葉のバラエティー司会者としての土台を築き上げたのは志村さんだったと言っても過言ではないですよ。もともと志村さんはシャイで、あまり口には出しませんでしたが、いつも相葉のことは気にかけていました。しゃべりの“間”や、番組の回し方などは直接ではなくとも、教わっていたのでしょう。相葉自身も、志村さんには『周りを楽しく明るくする司会術を学ばせていただいた』と、とても感謝をしているそうです」と同プロデューサー。

 番組を盛り上げる志村さんの“MC魂”を受け継いだ相葉の司会力は、どこまで伸びるか。