【女だらけの北区補選】〝筆談ホステス〟斉藤里恵氏は落選 敗因は立民内のゴタゴタ?

2020年07月06日 11時00分

支援者にあいさつする斉藤氏

 女性候補5人で1議席を争う“女だらけの戦い”が繰り広げられた東京・北区都議補選は5日に投開票が行われ、自民党の山田加奈子氏(49)が乱戦を制した。立憲民主党から出馬した“筆談ホステス”の斉藤里恵氏(36)は善戦及ばず、2位で落選した。

 先月26日の告示後、選挙戦には蓮舫氏(52)や元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏(36)らが応援に駆けつけ、国政選挙並みの応援団を組んで挑んだ。

 斉藤氏の関係者は「いい選挙戦ができたし、日に日に有権者の反応も良くなってきていた」と手応えを感じての戦いだった様子。一方、斉藤氏は聴覚障害を抱えながらも政治にまい進する姿を有権者に見てもらうため、積極的な街頭での選挙戦を行いたいところだったが「新型コロナの影響で手と手を取り合って支持を訴えることができなかったのは響いた」(同)と敗因を分析した。

 斉藤氏は「5月の公認から、よくここまで票を取れたと思います。これは本当に多くのみなさんに支えていただいたおかげです」と選挙スタッフに感謝しつつ敗戦の弁。そのうえで「もう少し準備期間があったらなあ」と本音を漏らす場面もあった。

 それもそのはず、多くの候補者が年明けから準備を進めてきた中、立民から斉藤氏の出馬が発表されたのは5月に入ってから。この時点で大きなハンディを背負っていた。

 同党に近い関係者は「斉藤さんの公認が遅くなってしまったのは、都連会長の長妻昭氏と党本部の福山哲郎幹事長の間で、都知事選を含めた独自候補選びでごたごたがあったから」と原因を明かす。仮にもっと早く選挙対策ができていたら、より際どい戦いができた可能性は高い。

 斉藤氏は言葉にはせずとも悔いが残る戦いとなったが、それでも「また明日から来年の選挙に向けてがんばりたい」と宣言。来年7月22日に任期満了を迎える都議選での再チャレンジを誓った。