バラエティーでも活躍した〝キング・オブ・ヨーデル〟ウィリー沖山さん87歳で死去

2020年07月06日 04時00分

亡くなったウィリー沖山さん

〝キング・オブ・ヨーデル〟として一世を風靡した歌手のウィリー沖山さんが6月28日に死去していたことが6日、分かった。死因は老衰。87歳だった。

 沖山さんは1933年2月、米国人の父と日本人女性との間に生まれた。学生時代からプロとして活躍し日本全国の進駐軍キャンプを回って美声を披露していた。そのときにヨーデルと出合い、独学でマスター。抜群の歌唱力と発音の良さを買われ、ビクターからヨーデルの名曲「スイスの娘」でレコードデビューを飾った。音域の広さを生かしジャズ、カントリー、ポピュラー、シャンソン、ハワイアンと、そのレパートリーは多岐にわたり、各界で第一人者として活動した。

 85年ごろからテレビにも出演。「夜も一生けんめい」「ときめき夢サウンド」などの音楽番組をはじめ「おれたちひょうきん族」「さんまのからくりTV」などのバラエティー番組まで様々なメディアで露出。近年もNHK「歌謡コンサート」、テレビ東京「木曜8時のコンサート」に出演し、変わらぬ美声を披露していた。

 2014年8月、沖山さんを襲ったのは難病の膠原病だった。一時は体を動かすこともできず咀嚼(そしゃく)機能障害に陥ったものの、懸命のリハビリを経て18年6月には復活コンサートを開くまでに回復し、ファンに元気な姿を見せていた。

 今年に入り、誤嚥性肺炎をきっかけに再び入退院を繰り返すようになり、6月28日に老衰のため息を引き取った。新型コロナウイルスへの感染はなかった。葬儀は近親者のみによる密葬で執り行われた。

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