茂木健一郎氏 習近平主席の訪日問題に「関係性を弱めるよりも、コミットメントし続ける方が良いのでは」

2020年07月04日 14時54分

茂木健一郎

 脳科学者の茂木健一郎氏(57)が4日、習近平国家主席(67)の訪日問題についてツイッターで語った。

 自民党が、習主席の日本訪問を中止するよう、政府に求める方針を固めたという報道について、茂木氏は「香港であんなにひどいことをしていて、ウイグルやチベットも弾圧の連続で、そもそも中国国内でも最悪の人権状況であることを考えれば、来日に反対するのはよくわかる」としつつ、「一方で、日本の国益を考えたり、中国の変化を促すという戦略論としてはどうかわからない」との見方を示した。

 また「特に中国の変化を促すという意味では、一つの選択肢として、来日中止などの強いシグナルを送って、今のやり方は日本は(世界は)認めていない、だからやり方を変えた方がいい、とこちらの意志を伝えるという考え方がある。一方で、中国はメンツを重んじる国だから、反発して、かえって頑なになる可能性もある」と指摘した。

 続けて「いずれにせよ、中国が長い目で見て良い方向に行くには、関係性を弱めるよりも、コミットメントし続ける方が良いのではないかと思う」として「いろいろな考え方があるのが当然で、それが日本の多様性の強さなんだから、この問題で、一つの線の主張だけが強くなるのはよくないと思う」との考えを述べている。