ジャニーズ事務所のタレントから、初めて新型コロナウイルスの感染者が出た。

 同事務所は3日、今回感染したのはジャニーズJr.の福士申樹(29)だと発表した。今年1月に解散したジャニーズJr.内の4人組グループ「MADE(メイド)」のメンバーだ。

 同事務所の公式サイトでは「7月3日、弊社所属ジャニーズJr.福士申樹が新型コロナウイルスに感染していることを確認いたしましたのでご報告申し上げます」と公表。

「PCR検査の結果を受けまして、保健所の指導に従い、隔離生活・治療を行うこととなりました」とし「現段階で確認が取れている状況といたしまして、6月30日に発熱したことにより、発症が確認されております」と報告した。

 6月16日以降、同事務所のタレント、スタッフらと会う機会はなく、濃厚接触者はいないという。そのため、他の所属タレントの活動や事業活動は、従来通り継続される見込みだ。

 同事務所は「弊社関係者以外に濃厚接触者が確認された場合には、一人一人に状況をお伝えし、保健所の指示を仰いでいただくよう、漏れなくご連絡してまいります。現在、弊社におきまして徹底しておりますマスクの着用や手洗い・アルコール消毒などを継続し、皆様やタレント・ジャニーズJr.及び社員の安全の確保に努めてまいります」との方針を示した。

 福士は、ダンスやアクロバットを得意とし、嵐やNEWSのバックダンサーとしても活動したことがある。

「お嬢様(ファンの意)、目力、胸板、サンキューでーす」があいさつ時の決まり文句で、MADE解散以降、ソロタレントとして活動していた。

 芸能プロ関係者は「Jr.の中では年を重ねていますが、将来の夢はハリウッドスターと大きい。まだまだこれからなので、しっかり治療に努めてほしいですね」と話している。