コロナ禍の「M―1」満足にネタ作りできず〝低レベルの争い〟?

2020年07月03日 06時15分

昨年はミルクボーイが史上最高得点を叩き出して優勝

 漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2020」が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1回戦を無観客で行うことが発表された。

 これは2日午後6時から生配信された「全国の漫才師たちに告ぐ M―1GP始動いきなり生電話ライブ」で発表されたもの。今年は1回戦が8月1日~10月4日、2回戦は10月上旬から下旬にかけて開催される。さらに昨年まであった3回戦が、今年はコロナ禍でなくなり、2回戦を勝ち抜くといきなり準々決勝進出となる。

 また感染対策のため、1回戦は無観客で行われる。一方で過去のM―1で準決勝に進出したことがあるコンビは、1回戦免除のシード権が与えられる。準決勝進出経験があるコンビは2回戦からの登場となるが、これについてお笑い関係者は「これも明らかにコロナの影響でしょう」と指摘する。

 M―1優勝を目指すようなコンビは、本来なら1年間かけてじっくりとネタを仕上げていく。

「でも今年は3月以降、ライブを開催できなくなった。客の前でネタをやる機会がなくなったわけだから、ネタを仕上げるどころではない。最近、東京は感染者数も増えているし、いつライブが開けるか分からない状況。ヘタしたら『コロナでイベントが自粛になってから、M―1が初めての舞台』になるコンビも多いのでは」(同)

 ほとんどのコンビがネタ作りができていない状況だけに、今年のM―1は「例年にない低レベルの大会になりかねない」との見方もある。

「ライブがないから、全くネタを作ってないコンビもいるほど。なるべくレベルが低くならないように、番組サイドとしては実績のあるコンビにネタ作りのための時間を与えたかったのでは。それで準決勝進出経験があるコンビは、10月の2回戦からの登場にしたのでしょう」(同)

 昨年はミルクボーイが史上最高得点を叩き出して優勝するという最高レベルの大会だったが、満足にネタ作りができない今年はどうなるか?