先月25日に本紙が報じたものまね芸人・アントキの猪木(47)のコロナ陽性報道が、思わぬ波紋を広げていた。アントキのと勘違いされた同じ〝猪木芸人〟の西口プロレス・アントニオ小猪木(48)が2日、本紙に陰性を告白。「小元気です!」と宣言した。

 アントキのは先月19日に抗体検査を受け、陽性が判明。過去に無症状で新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。

 昨年末に別件で医療機関を受診しており、今年1月半ばに謎の下痢になったことから、本人は医療機関で感染した可能性を疑っている。ちなみに下痢になった際、医者からは「コロナではないでしょう」と言われている。

 本紙の報道を受けて、小猪木の元には勘違いした人たちから「大丈夫か」など多くの問い合わせがあったという。妻のモデル・瓜谷はるみ(39)の元にも同様の問い合わせが寄せられたことから、2人は「念のため」に抗体検査を受けたという。

 結果は夫婦とも陰性。小猪木は「自粛期間前にアントキのと会ったことがあるし、2月末に風邪をひいた覚えもあるので、一応検査してみた。風邪は当時PCR検査をしてもらえず、2日で治った。医者からは『コロナではないだろう』と言われていた。それが裏付けられた」と説明する。

 抗体検査を受けた6月26日は、44年前にアントニオ猪木VSモハメド・アリ戦が行われた記念すべき日。小猪木は「〝世紀の一戦〟に勝利した。家族、親戚にも症状が出た者はおらず、全員が〝小元気〟です! これからも十分に気を付けて、感染をしない、させないを徹底していきたい」と気を引き締めた。

 アントキの猪木、アントニオ小猪木の2人は「イノキーズ」「Wボンバイエ」などの名前でコンビとして活動することもあり、同じ〝猪木信者〟として仲がいい。