【都知事選】籠池夫妻が緊急上京! 因縁の地で読んだ〝お礼参り〟の一句

2020年06月26日 06時15分

立花氏(左)と籠池氏

 森友学園の籠池泰典前理事長と妻の諄子氏が都知事選に緊急参戦だ。25日、ホリエモン新党公認で立候補したNHKから国民を守る党の立花孝志党首の応援に駆け付け、財務省から法務省、国会議事堂、自民党本部、秋葉原…といずれも因縁の地ともいえる場所で演説した。

 籠池氏は補助金不正事件で今年2月に懲役5年の判決が出て、無罪を訴え控訴している真っただ中。2人の組み合わせは意外にも見えるが、立花氏が森友学園の支援に出ており、次期衆院選で籠池氏はN国党からの公認も内定している間柄だ。

 籠池夫妻を乗せた街宣車が最初に訪れたのは、霞が関の財務省。庁舎の裏手へ回り、演説を始めた。「逮捕されるまでは学園理事長として、毎日朝の挨拶をしていた」というだけに、マイクを手にしても動じる様子はない。

 公文書を改ざんした財務省、学園の土地の所有者だった国交省航空局(大阪航空局)にも言及し「次に野党から政権ができれば、すべてが暴露される。その時、あなたたち(役人)は大恥となって、腹を切らなければならない」と声を張り上げた。

 続いて訪れたのは法務省前。昨年まで大阪拘置所に300日以上、勾留された苦い日々がよみがえる。黙秘を貫いた籠池氏は「拘置所は暑くて寒かった。精神的迫害と肉体的呪縛を受けての劣悪な環境。基本的人権の最低限は守ってほしい」と訴えた。

 さらに「黒川さん(弘務前東京高検検事長)は『ややっこしいから逮捕しちゃいました』と言って、(大阪地検特捜部が籠池夫妻を)逮捕したんです。私は最高裁まで闘うつもり。いずれお世話になります」と宣戦布告。最高裁で決着するまでは数年先と長く、自らを鼓舞したのか。

 自民党本部前でも声を張り上げた。籠池氏は「自民党は目を覚ませ」と一喝するや「都知事選でも独自候補を出せずに辞めた小池さん(百合子・都知事)にシッポを振っている。小池さんも二階さん(俊博・幹事長)も新進党の出身者で、政権の要を握られている。公明党との連立を切って、保守本流の自民党に蘇らないといけない!」と絶叫。記者が一句お願いしたところ「解党を 心に持ちて 望む夏」と即興で返ってきた。
 最後に訪れた秋葉原駅前は籠池夫妻が3度にわたって、直接抗議に出たものの〝排除〟されてきた因縁の地。今回は街宣車の上からの正々堂々の主張で籠池氏は「私は逮捕されたので、こうしてしゃべることができる。立花さんみたいな有能な政治家を出すために捕まったと思っている」とようやく応援演説らしい雰囲気となった。

 さらにこれまでの演説場所では「ひらめかない! 私は本能で生きている」とマイクを拒否していた諄子氏が初めて街宣車に上り「今日、喫茶店で紅茶を頼んで、種類を聞かれて『ダーリン』と言っちゃったんです。いつも主人のことで頭がいっぱいなんです」と夫婦漫談から始まり、聴衆は笑いに包まれた。

 その後も公明党や政権批判を展開し「組織票に守られて、ぬくぬくとしている小池百合子さんは売国奴だと言いたい!」と毒舌全開で、会場を自分色に染めてしまった。

 この諄子氏のテンションの高さに最後まで林家パー子と見間違えた人も多かったようだが、言いたいことは言えた2人は満足げに大阪へ帰っていった。