渡辺いっけいがコロナ禍で抱えてしまったトラウマ 「どうなっていくか見通しは立たない」

2020年06月26日 06時15分

フェイスシールドを付けて話す渡辺いっけい

俳優の渡辺いっけい(57)が、25日に都内で行われた初の主演映画「いつくしみふかき」(大山晃一郎監督)の公開記念記者会見に出席した。
 名バイプレーヤーとして活躍する渡辺だが、主演を務めるのは同映画が初めて。当初は4月公開予定だったが、コロナ禍で延期になり、何とか公開にこぎつけた。

「見た人には伝わる映画だと思っているので、一人でも多くの人に見ていただきたいなと思います」と頭を下げた。

 コロナ禍の自粛期間中は「初めて断捨離というものをしました。俳優人生30年でたまった台本を、シュレッダーに掛けています。あとはウオーキングですね。毎日10キロ」と明かす。

 さらには「(コロナ禍で自宅待機が続き)役者として自信がなくなりました。これが明けても仕事があるのかな、とかいろいろ考えましたね」と苦しい胸の内も明かした。
 
コロナ禍で予定されていた舞台が中止になったこともトラウマになっていた。

「実は仕事のオファーもあったんですが『また中止になるのかな』と思って、断っていた」とポツリ。それでも「この経験を役者として今後に生かしたい」と前を向くが、映画関係者は「いま役者たちの多くが自問自答する時期になっているようです」と明かす。

「表現する場を失い〝映画人として、役者としてどうあるべきか〟を映画に携わる人間はみな考えたと思います。もしかしたら、このまま映画から距離を置く役者も現れるかもしれない。それだけこの2か月は大きかったと思います。今後、取り巻く環境が以前のように戻ることはない。どうなっていくか見通しは立たない」(前出関係者)

 映画界はコロナ禍でこの先、どのような変化をするのか。