再審請求の関東連合元メンバー・石元太一 服役先から「結論先ありきで行われた裁判」と司法批判

2020年06月23日 17時59分

石元太一服役囚

2012年に発生した「六本木フラワー襲撃事件」の実行犯として、懲役15年の実刑判決が確定した関東連合の元メンバー・石元太一服役囚の弁護団が23日、都内で記者会見を行った。

 2012年9月2日、当時31歳の飲食店経営者が六本木のクラブ内で金属バットを持った複数の男に撲殺される事件が発生し、石元服役囚らは警視庁麻布署に凶器準備集合容疑などで逮捕された。

 石元服役囚は一貫して無罪を主張していたが、2013年の東京地裁では、傷害致死罪が適用され、懲役11年の実刑判決となった。石元服役囚はこれを不服として控訴。

 翌年12月に東京高裁で開かれた二審で、一審判決を破棄し懲役15年判決が下った。これを受けて石元側は最高裁に上告。2016年6月、最高裁判所第1小法廷は石元の上告を棄却し、懲役15年が確定した。

 会見で弁護団は、石元服役囚が再審請求の申し立てを行うことになり、23日付で東京高裁に再審請求書を提出したことを発表。
 和久田修主任弁護人は「石元さんは対立する暴力団を襲撃しようとはしていなかった。彼が関与したこととすれば、対立関係にあった人物が『クラブにいるらしい』と伝えただけ。それだけで石元さんは実行犯とされ、他の人よりも重い判決が下された」と語った。

 再審請求書では、東京高裁判決の問題点を指摘。石元服役囚が、現場から帰宅する際に乗車したタクシーのドライブレコーダーと防犯カメラの画像が存在するはずなのに提出されていないことなどについて言及。画像は石元服役囚の主張が真実であることを証明する重要な証拠だという。

 ドライブレコーダーは、再三弁護団が提出を検察に迫っていたもの。弁護団は、今後、当時の状況を知る者の情報提供を求めている。

 また会見では、弁護人が石元服役囚のコメントを代読。石元服役囚は「残念ながら結論先ありきで行われた裁判」「検察や警察はいくらでも証拠をいじってしまうことになる」などとつづった。