“番長節”健在! 清原和博氏 執行猶予期間満了後初のテレビ出演に大きな反響

2020年06月23日 15時35分

清原和博氏

“番長節”は健在だった。西武や巨人などで活躍した元プロ野球選手の清原和博氏(52)が22日放送のCSフジテレビONE「プロ野球ニュース 2020」に生出演。覚せい剤取締法違反に対する懲役刑の執行猶予期間(4年)が満了してから初のテレビ出演となったが、緊張の面持ちとは裏腹に軽妙なトークでスタジオ内から笑いを誘うなど存在感をアピールした。高校球児への思いやプロ野球界についても触れ、生まれ変わった「令和版・清原」の姿はおおむね高評価を得たようだ。

 ダークスーツに身を包んだ清原氏は、ややこわばった表情で“センター席”に陣取った。片岡篤史氏と野村弘樹氏がMCとして脇を固め、立浪和義氏も電話で生出演。母校・PL学園の後輩たちからサポートを受け、開口一番「いや、あの…緊張してますね」と苦笑いを見せた。

 それでも片岡氏に「開幕がずれ込んだプロ野球は見られましたか」と振られると、「全試合ではないですが、巨人―阪神戦は見ていましたね」と即答。チームを開幕勝利に導いた巨人のエース・菅野の投球内容を絶賛するとともに、自身の現役時代と照らし合わせながら「今季は120試合だが、やはり最初の3連戦というのは非常に肉体的にも精神的にも疲れる。自分も23年間、現役生活を続けてきたが毎年、開幕試合の3連戦はすごく緊張していた」。そして巨人在籍時のバッティングフォームがVTRで流され、感想を求められた際には自虐的に「いや、かなり、あの~スリムだなと」と述べながら白い歯をのぞかせた。

 また「野球人生で何か印象に残った言葉はあるか」との問いには、「基本的に人の話は聞かないタイプなんで」とニヤリ。スタジオを爆笑の渦へと巻き込んだ。

 そして新型コロナウイルスの感染拡大によって甲子園が春夏の2大会連続で中止に追い込まれた話題になると「自分自身もショックを受けました」として、次のように熱く語った。

「プロ野球でも阪神―巨人戦で同じ甲子園を経験したが、夏の甲子園というのは全く違う。皆さんも9歳ぐらいから野球を始めるじゃないですか。雨の日も風の日も自転車に乗って…。そしてお母さんが早く起きてくれてね。お弁当作ってもらってね。その集大成が夏の甲子園。それが中止になった。自分はその(春も夏も)甲子園を経験しているので、甲子園の良さというものを伝えていきたい」

 だが、スタジオ内がややしんみりとしたムードになると清原氏は機転を利かせることも忘れなかった。「仮に自分が今の球児たちの立場だったら」と振られたところで、すかさず「想像しただけで考えられないですが、中止になったことでまず受け入れられないと思う。自分にもし例えると…本当に(当時後輩だった)野村さんや片岡さんにね、かなり“被害”がいったと思いますよ」とコメント。再び“PL後輩陣”をいじり、片岡氏に「まあ、それは仕方ないことですね」と言わせるなど、さすがのトーク力を披露した。

 この清原氏の放送はテレビ業界、さらには球界関係者の間でも早速大きな反響を呼んだ。
「頭の回転も速く、何より話が面白い。後輩たちを放送中、何度もタジタジにさせるとは正直、予想以上。今回のCSでの番組復帰は“観測気球”の要素もあったが、大成功でしょう。高校球界、プロ野球界のこともチェックしていて今後真剣に関わっていきたいという姿勢も垣間見えたし、本格復帰の出発点としてはとても良かった。令和の時代の“ニュー清原”としてひと皮むけたスタイルを見せつけられたと思う」と清原氏に近い民放関係者は分析。球界からも「プロ野球解説者としても十分いける」と太鼓判を押された。

 約20分間の生出演がラストに近づくと清原氏は「自分はまたこれから始まっていくんで、ちっちゃなことからコツコツとやれることをやっていきたいと思っています」と締めた。新たな“番長ロード”が今、幕を開けようとしている。