三原じゅん子議員が語る「芸能人の政治発言の覚悟と責任感」

2020年06月22日 17時00分

三原じゅん子参院議員

 芸能人の政治発言が増えた背景は? 自民党の三原じゅん子参院議員(55)が本紙取材に、SNSにおける匿名の誹謗中傷問題の対策、芸能人の政治問題に対する発言が急増している傾向などを語った。

 三原氏は、国会会期中「#自民党インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策PT」座長として、対応に奔走した。

「総務省、法務省などに提言書を提出しました。中身はネットでの誹謗中傷に悩んでいる方々を守ることです。閣法(内閣提出法案)だけど、足りないことは今後も政府に申し入れていくことが決まりました」

 誹謗中傷といえば、プロレスラーの木村花さんが自死に追い込まれた。三原氏も自身のツイッター等で同様の被害を受け続けているが、名誉毀損などで刑事告訴していない。

「政治家は人の批判を全部受け止めるのが仕事です。ネットにひどいことを書かれても全部読んでいます。相手は匿名で1対多勢。コメントは消してほしいです。でも、訴訟を起こして勝つことよりも誹謗中傷、人格否定を『絶対に許しちゃいけない』と訴えを続けていきます」

 一方、女優の小泉今日子ら多くの著名人が行ったツイート「#検察庁法改正案に抗議します」の影響もあり、通常国会では国家公務員の定年延長を65歳へ段階的に引き上げる国家公務員法改正案が廃案になった。

 過去、芸能人の政治発言はタブー視されていたが、SNSの普及で多くなっている。

 三原氏は「政治家と同様、芸能人だって名前と顔をさらけ出して覚悟と責任を持ってSNSで発言するのは立派です。それに対して批判されることもあるかもしれませんが、誹謗中傷だけは絶対ダメです。昔は芸能人が政治的な問題に発言しなかった。でも現在、芸能人が政府や政治家を批判するのはいいことだし、これからもっと増えていくと思います」と話している。