藤井七段が師匠に再び勝利 4期連続Vも本戦へ気持ち引き締める

2020年06月20日 22時58分

藤井聡太七段(左)と杉本昌隆八段

 最年少棋士・藤井聡太七段(17)が20日、大阪市の関西将棋会館で指された第33期竜王戦3組ランキング戦決勝で、師匠の杉本昌隆八段(51)と対局した。

 2018年3月の第68期王将戦1次予選以来、2度目となる公式戦での師弟対決に藤井七段はスーツ姿、杉本八段は和装で臨んだ。結果は95手で藤井七段が勝利した。

 この勝利で、藤井七段は竜王戦ランキング戦でデビュー以来20連勝。史上初の4期連続優勝の快挙を達成した。

 初対局に続き、再び“恩返し”を果たした藤井七段は「大きな舞台で非常に楽しみにしていたので、優勝できたのはうれしい。本戦ではいい結果を残せていないので頑張りたい」と先を見据えた。

 一方、敗れた杉本八段は「竜王戦のランキング戦決勝という大きな舞台は、私にとってはタイトル戦に近い感覚だった。負けてしまったことは悔しく、今年の目標の一つがなくなってしまったが、もう一つ楽しみができた」と弟子の活躍に期待した。

 藤井七段は23日、木村一基王位(46)への挑戦権をかけて、永瀬拓矢2冠(27=叡王、王座)との挑戦者決定戦に挑む。2人は棋聖戦の挑戦者決定戦でも激突し、藤井七段が勝って最年少タイトル挑戦を決めたのは記憶に新しいところ。再び藤井七段が勝って、ダブルタイトル挑戦を決めるのか、それとも、永瀬2冠がタイトル保持者の貫禄を見せつけるのか。目が離せない対局が続く。