お笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建(47)の“多目的トイレ不倫”は、妻で女優の佐々木希(32)との間に生まれた1歳長男の将来にも影響しかねない。芸能人の子息が通う有名幼稚園の入園試験を突破するには、両親の収入や品行方正さが問われるからだ。そんなお受験に“愚父”の下半身スキャンダルが致命的ダメージなのは明白。長男の合格の“希(のぞみ)”はついえたかに思われるが、最新のお受験事情を探ってみると意外にも――。

 渡部・佐々木夫妻は2017年4月に結婚し、翌18年秋に第1子となる長男が誕生した。

 芸能人の多くが子供を有名幼稚園に通わせているように、渡部・佐々木夫妻も当然“お受験”を考えていたという。そのハードルを突破して合格を得るには、両親の収入や素行が問われるのは言うまでもない。

「渡部夫妻の長男は来年秋に受験予定。特に熱心だったのは、佐々木さんではなく渡部さんの方でした。お受験は1年前から準備を進めるから、渡部夫妻もそろそろだったはず。でも、複数の女性との鬼畜不倫が暴露され、自ら子供の足を引っ張る事態に発展。父親としてサイテーと言わざるを得ない」(知人)

 渡部は難関大卒が揃う家系に生まれたが、自身は高校3年生の時に手術を受けて入院した影響で、希望の有名私大受験に失敗したことを明かしている。

「だから長男の教育に熱心だったんです」(同)

 にもかかわらず、自身のスキャンダルで万事休す――に思われたが、芸能人のお受験の最新“合格実績”を探ると意外な事実が発覚した。

 個性派俳優の小手伸也(46)のケースだ。

 小手は長い下積み生活中だった11年に一般女性と結婚。のちに子供を授かった。18年4月期の長澤まさみ主演のフジテレビ系ドラマ「コンフィデンスマンJP」でブレークしたが、好事魔多し。SNSで知り合ったファンに独身と偽って不倫したと19年10月に報じられ、謝罪するに至った。

「小手さんの長男は首都圏の名門幼稚園に今春、入園。その試験は昨年11月でした。つまり、長男は父親が不倫を報じられて1か月後に試験を受け、見事合格を勝ち取ったわけ。不倫報道があまりにタイミングが悪すぎて合格は厳しいとみられていたけど、突破したんです」(事情通)

 小手は多忙な仕事の合間を縫って、狙っていた名門幼稚園の説明会や行事に足しげく通い、熱意を見せたという。それが幼稚園側の好感を呼んだのかもしれない。

 渡部と小手では知名度や不倫の衝撃度で差があり、また、親の不貞をどこまで考慮するかはそれぞれの幼稚園の考え方にもよるため、一概に比較できないが…。

 それでも渡部夫妻の長男の試験までは、まだ1年以上あり、挽回する可能性もゼロではない?

「お受験の選考では、シングルファーザー・マザーは収入面で引っかかりやすいとされる。佐々木さんが離婚を決断しづらいのはそのあたりもある」(前出知人)

 今回の衝撃不倫を経ても、佐々木は渡部との離婚は考えていないと一部では伝えられているが、その背景にはこうした長男の将来に対する思いがあるとみられるわけだ。

 不貞報道が続発する芸能界にあって、複数女性との“乱倫”だけに、幼稚園のお受験に与える影響はどうなるのか。前出・小手のように真摯に臨めば、合格の“のぞみ”はあるのか?

「渡部さんは子供のためにも心を入れ替え、夫婦でピンチを乗り越えなければいけない」と知人は話しているが、どうなることやら。

【“シンデレラおじさん”は妻の存在隠して】ドラマ「コンフィデンスマンJP」などでブレークし“シンデレラおじさん”とも呼ばれた小手伸也は昨年10月、週刊文春の報道で、SNSで知り合った女性ファンに独身と偽り、男女関係を持っていたことが発覚した。

 同誌によると、小手は2017年1月にSNSで女性を食事に誘い「彼女も奥さんもいない」と語った上で複数回、ホテルで関係を持ったが、翌年5月「大切な人ができました」などと女性にメッセージを送り、一方的に別れを告げたという。

 実際には11年に結婚し、子供がいた小手は同誌に「交際していたという認識はなく、あくまで(ファン)交流の一環です。(ホテルで会ったことは)完全に僕の認識の甘さ。下北(下北沢)的なノリを捨て切れなかった」などと釈明していた。

 所属事務所のサイトで小手は「家内からもかつて無い程叱られ、深く反省を致しております。幻滅の声も疑いや批判の声も全て受け止め、私の中で終わらせてはいけない事実として、誠心誠意、信頼の回復に努め、二度とこのようなこと、誤解を招くことが無いように致す所存でございます」と平謝りしていた。