桂文枝より働く?笑福亭仁智 上方落語協会「会長再選確実」の声

2020年06月16日 17時00分

笑福亭仁智はコロナ禍でも笑いを届ける

 周囲からの期待は大きい。上方落語協会の笑福亭仁智会長(67)が、新型コロナウイルスの感染拡大で、4月1日から全公演を休止していた大阪市の天満天神繁昌亭について、7月1日から再開すると発表した。

 当面は昼席と夜席の公演で、通常の半分程度の102席での再開となるが「とにかくお客さんに安心して笑っていただける状況をこしらえる」と話す。

 再開に合わせ、有料ライブ配信「オンライン繁昌亭 昼席公演」を行うことも発表。オンライン配信と生の舞台の違いについて聞かれると「生身の舞台とは全然違う。オンラインは“リアル繁昌亭”には勝てないが、別もんやという割り切り方をしてみたら、地方でもどこでも見れるし、楽しみ方はある。オンラインを見た上で、リアルを見ていただくと、まさに“グリコ”ですよ。一粒で2度おいしい!」とアピールした。

 そんな仁智は5月末で、会長就任から丸2年を迎えた。1期2年で通常ならば新たな任期を迎えるところだが、コロナ禍の影響により、会長選挙や理事会、総会が延期。現在も1期目の状態が続いている。

 前会長の桂文枝と比べると「実務型」と評される仁智の仕事ぶりについて、関西の芸能関係者は「繁昌亭のリニューアルや上方落語の地方普及に尽力した。引き続きというところでコロナ禍が起きたが、無収入となった協会員への助けを求めたり、コロナ後の上方落語のあり方を模索したりと駆けずり回っていた」と明かす。

 こうした働きもあり、近々行われる会長選で再選が確実視されている仁智。本人は2年間を振り返り「協会のために仕事できるありがたさはあるんですけど、本当大変。(落語で)おもろいことも言えんようになる」とボヤいたが、上方落語の発展への意欲は衰えを知らない。