デーモン閣下が7月場所で白鵬を注視する深いワケ

2020年06月10日 17時00分

佐合尚人

 一番気になるのはやはり…。好角家として知られるミュージシャンのデーモン閣下(10万57歳)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(10日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加した。

 番組では「大相撲は美しい」をテーマに、コロナ禍のため無観客で行われる予定の7月場所(7月19日初日、東京・両国国技館)の見どころを特集。大関・貴景勝(23=千賀ノ浦)については「3月場所の後半、どこか古傷を痛めたのかなという動きになっていた」と分析した上で「もしケガをしていたとしたら、5月場所の中止は貴景勝にとってケガを治す時間になったのでは」と指摘するなど“絶口調”だった。

 そんなデーモン閣下が気をもんでいるのが白鵬(35=宮城野)だ。横綱の東京五輪への強い思いを知っているため「白鵬は『年齢的に厳しくても、東京五輪までは絶対引退しない』と言っていたけど、1年延期されたことでモチベーションは大丈夫なのかな」と不安を隠せない。何といっても白鵬の父、ジジド・ムンフバト氏は、レスリング選手として1964年東京五輪から5大会連続五輪出場。68年メキシコ五輪では銀メダルを獲得し、モンゴル人として初のメダリストとなった国民的英雄だ。それだけに、白鵬の思いを実現させたいのだろう。

 テレビ関係者は「13年の九州場所で、当時大関の稀勢の里が白鵬を破り、場内から万歳コールが起きたときも『相撲界が苦難の時に支えてくれた白鵬に、日本人も感謝しないと』と苦言を呈していました。“横綱の品格”がたびたび問題視される白鵬ですが、デーモン閣下は敬意を持っているのです」と話した。

 コロナの影響により東京五輪の開催は見通せないが、白鵬の思いは果たされるのだろうか。