新宿ホストクラブのコロナ拡大 大手の感染公表に他店は「心外」の声

2020年06月08日 17時00分

 新型コロナウイルスの新たな感染源として懸念されるホストクラブなどの「夜の街」で、ついに有名ホストクラブ自ら感染者が出たことを明かし、営業自粛を表明した。勇気ある公表だが…。

 東京都の小池百合子知事と政府の新型コロナ対策を担当する西村康稔経済再生担当相は7日に「夜の街」対策を専門家らも交えて内閣府で協議し、店の従業員が定期的にPCR検査を受けられる態勢づくりやプライバシーに配慮した相談窓口の設置などで連携する方針を確認した。

 都内では6月に入ってから、新宿エリアを中心にホストクラブなどでの感染者が目立ち、同一店舗で10人以上の感染者が出たケースもある。

 しかし、あるホストは「ホストクラブでは、“寮”と称したアパートに二段ベッドを数台置いて集団生活しているところはざらにある。部屋内でうつったケースもあるでしょうね」と語る。

 そんな中、新宿区歌舞伎町にある大手ホストクラブグループ「TOPDANDY―1st―」がツイッターなどにて、従業員の新型コロナ感染と営業自粛を発表した。

「【重要なお知らせ】
6月7日(日)当店に勤務している従業員が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。店内消毒や検温を徹底していましたが感染を防げず、お客様へご迷惑・ご不安をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。当面の間は消毒作業を進め営業自粛とさせて頂きます」

 公にした点は都関係者から高く評価されている。しかし、他のホストクラブのオーナーはこう語る。

「トップダンディは1990年代から台頭し、歌舞伎町を代表する店。そんなホスト業界の象徴から感染者が出てしまうと業界全体がヤバいと思われて心外です。ウチはフェースガード、マスクを導入しています。使い捨てのマドラーを義務化したり、回し飲みを禁止したり、しっかりと対策していたけど、同一視されちゃいますよね」

 大成功しているがゆえ、他店からの批判も厳しいようだ。