テレビ東京「就活生に大人気」のワケ 一部調査ではNHKを抜いて業界トップ

2020年06月05日 17時00分

テレビ業界で人気ナンバーワンとなったテレビ東京

 これからはテレビ東京の時代か。

 1日に就職活動が解禁された中、採用支援などを行う「ワークス・ジャパン」が行った来春卒業見込みの学生の「就職希望先人気ランキング」で、テレビ東京がキー局でトップの51位となった。NHK(同61位)を引き離しての初のトップに、関係者から驚きと納得の声が上がっている。

 かつてマスコミ業界でも花形だったテレビ界だが、インターネットの台頭で昨年は広告費がネットに逆転され、視聴率も低迷。制作費削減などを強いられている。その影響からか、就活生からの人気も低迷しているがテレ東だけは別なようだ。

「もともと他局の半分くらいの制作費で番組を作っていたので、多少削減されても低予算には慣れている。タレント力に頼らず、おもしろい企画をやってみようという気概はありますからね。就活生たちも、自分が考えた企画がテレ東なら通りそうと思ってくれているのでは」(テレ東関係者)

 人気番組の仕掛け人が他メディアに登場するケースが多いのも特徴だ。

 プロデューサーでは「ゴッドタン」の佐久間宣行氏がニッポン放送の「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを務め、「家、ついて行ってイイですか?」の高橋弘樹氏、「池の水ぜんぶ抜く」の伊藤隆行氏らがネットメディアに登場している。

「本来は裏方である制作者が、若者が目にするネットメディアに積極的に出ていったのが就活生に伝わったかも。大橋未歩アナの10歳年下夫の上出遼平プロデューサーは、世界中のヤバい飯を紹介する番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』をヒットさせた。若手にも自由な発想の番組作りが引き継がれている。その姿勢を就活生がおもしろがっているのかも」(別の関係者)

 なお「東洋経済」が報じた就職サイトの人気ランキングではNHKが103位、テレ東が119位となっているが、民放トップに変わりはない。