藤井聡太七段 最年少タイトル挑戦決め「前に進めたなと思っている」

2020年06月04日 21時35分

史上最年少挑戦者に決まった藤井聡太七段

 将棋の渡辺明棋聖(36=棋王・王将)への挑戦権を懸けた第91期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントの挑戦者決定戦(決勝)が4日、東京・渋谷の将棋会館で開催され、藤井聡太七段(17)と永瀬拓矢二冠(27=叡王・王座)が対局した。

 10時に始まった対局は19時46分に終局。結果は100手で藤井七段が勝利し渡辺棋聖への挑戦権を獲得した。

 終局後の会見で藤井七段は「今日は集中しようと思って臨んだ。普段通りに指したつもりだったが、永瀬二冠に踏み込まれて激しい戦いになった」と振り返った。

 8日に棋聖戦五番勝負が開幕する。その時、藤井七段は17歳10か月20日で、1989年に屋敷伸之四段(現九段)が棋聖戦に登場した時の17歳10か月24日を4日上回ることとなり、史上最年少記録の更新となる。

 次の対局相手となる渡辺棋聖について聞かれた藤井七段は「攻めが鋭い将棋。最近特に充実されているなと感じている」と語った。

 また、タイトル戦については「一つの最高の舞台かなという印象。まだタイトル戦に挑戦するという実感が湧かない」と話し、「これまでは、タイトル戦まで行けなかったので、それを今回達成できて前に進めたなと思っている。得た機会をしっかり生かしたい。5番勝負を通して自分も成長することができたら」と意気込んだ。