アフターコロナもダチョウ倶楽部消えない不安 得意のネタが大ピンチ

2020年06月05日 11時00分

ダチョウ倶楽部のおでん芸も当分見られない?

 緊急事態宣言が解除され、芸能界でも舞台や映画館の再開が発表されるなど、少しずつ明るいムードが漂い始めた。一日も早くコロナ騒動前の状態に戻ることが期待されるが、そうしたなか“アフターコロナ”に向けて心配されている芸人がトリオの「ダチョウ倶楽部」、お笑いコンビ「カミナリ」らだという。いったいどういうことなのか?

 緊急事態宣言解除を受けて全国の劇場を閉鎖していた吉本興業は、6日から段階的に再開することを発表した。6日には大阪・難波の「よしもと漫才劇場」と東京・渋谷の「ヨシモト∞ホール」で無観客公演を開始し、インターネットで配信(有料)する。

 さらに19日からは、大阪・なんばの「なんばグランド花月」、東京・新宿の「ルミネtheよしもと」、千葉・幕張の「よしもと幕張イオンモール劇場」を加えた計5劇場で週3回、観客を入れて公演を行う。

 また落語界でも、東京では新宿末広亭と浅草演芸ホールが、大阪では動楽亭が人数制限を設けながらも観客を入れ、1日から再開した。

 だからといって、すぐに元通りというわけにはいかない。漫才ひとつ取っても、大きな影響を受けざるを得ないのだ。

 先月23日に放送されたネタ番組「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)などが顕著な例だろう。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、普段は横並びのコンビが大きく距離を取り、アクリル板を挟んで漫才を披露した。

「飛沫感染防止のための緊急措置。徐々にコンビ間の距離は埋まってくると思うが…お互いの体に触れることはまだまだ先になる。ということは、バシッと叩くツッコミ芸ができないということ。どつき漫才でおなじみのカミナリとかはしばらく本領を発揮できないだろう」とお笑い関係者。

 アフターコロナでネタに“制限”が掛かってしまうのは漫才だけではない。ダチョウも心配されているコンビ、トリオの中の一つだ。

 近年はテレビのみならず、イベントなどにも多く出演していたダチョウ。その強みは世代にとらわれず老若男女にウケるネタを持っていることだ。

「ずっとやり続けてきた“お約束”のネタは、イベントでは鉄板ネタ。そういったネタは、テレビや新聞でも取り上げやすいから、必然的にイベントの露出が多くなる。主催者サイドがダチョウを呼びたくなるのはうなずける」(イベント関係者)

 ただ今後、すぐに持ちネタを披露できるかどうか分からないというのだ。ダチョウの定番ネタといえば、上島竜兵が誰かと口ゲンカをして、一触即発の雰囲気でまさに殴り合う寸前というところで2人でキスをするものが有名だ。

「でも、それをいまやったら濃厚接触でしょ(笑い)。いまはテレビやラジオの収録でも出演者の間にアクリル板を置いて接触しないようにしている。イベントが再開したとしても、共演者と接触しないようにするのは間違いない。そんな状況で“キスして仲直り”なんてネタはできないでしょ?」(同)

 また、ダチョウのネタで“伝統芸”とまで言われるのが「熱々おでん」だ。煮えたぎったおでんの鍋から大根や卵を取って上島の口に入れると、あまりの熱さに噴き出してしまう、というネタだが…。

「しゃべるだけで飛沫が飛んで危ない、と言われているのに、口に入れたおでんを吐き出すなんて絶対にムリですよ。イベントは会場を借りて開催するわけだから、口に入った物が床に落ちたら徹底的に消毒しないといけない」(同)

 カミナリやダチョウはコロナを機に、濃厚接触しない新ネタを考案するのか? 注目と期待が集まっている。