2013年に解散した3人組音楽グループ「FUNKY MONKEY BABYS」の過去のライブ映像が見られる企画にファンは大喜びだ。

 2日に発表されたのは、新型コロナウイルスの影響で甚大な被害を受けている日本への応援企画「がんばろう日本~一歩ずつ前へと~」。同日から今月末まで1日1曲ずつ、ファンモンの過去のライブ映像をユーチューブを通じて期間限定で公開する。

 2日から14日までは16年に発売したベストアルバム「FUNKY MONKEY BABYS 10th Anniversary Best“YELL”」からのライブ映像、15日以降は他のライブ映像から1曲ずつ公開していく。

 今回の企画は元リーダーのファンキー加藤が「何かできることはないか」とスタッフらと話し合っている中、生まれたという。ファンキーは「ファンモンは俺のものでも、俺たちのものでもなく、愛してくれたみんなのものだから」とコメント。モン吉も「あの日のライブと同じようにみんなで一つになって乗り越えて行きましょ~◎」とメッセージを送っている。

 ファンモンといえば、東京・八王子出身のファンキー加藤、モン吉、DJケミカルの3人が04年に結成。「ヒーロー」「あとひとつ」などのヒット曲を持つ。

 13年6月に行った東京ドームでのラストライブで解散したが、レコード会社関係者は「惜しまれつつ解散したグループなので、こうやって映像が流れるとファンからの反応はいい。やっぱり『もう一度見たい』という声は根強いですね」という。

 ファンキーやモン吉はソロ歌手として音楽活動を続けているが、ケミカルは芸能界から退いている。同関係者は「ここ数年は再結成するバンドが数多く出てきて、“再結成ブーム”もありましたが、ファンモンはそのハードルが高いかも。実現することがあればいいのですが」と話している。