関西を拠点に活動するアイドルグループ「仮面女子・イースターガールズ」「仮面女子候補生WEST」が1日、大阪・ミナミの常設劇場「仮面女子シアター」で劇場公演を再開した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月4日から自主休業に踏み切った。その後、1週間ほど再開したが、同28日から臨時休業していた。政府の緊急事態宣言解除、5月28日に大阪府が休業要請を解除したことから、活動再開に向けて動きだした。ただ、ライブハウスには「原則着席、ステージと客席を2メートル以上離す」など厳しいガイドラインが敷かれた。

「仮面女子シアター」(収容200人)では、入場時の検温と手指の消毒を行い「演者と客を2メートル離し、1メートルほど離れた場所に固定した椅子を配置」して定員7人として再開した(配信機機の移設などで空間を確保し2日から定員12人)。激レアチケットで入場しても「コール、ミックス禁止。ドリンクを飲むとき以外はマスク着用」の厳しい環境。また、演者交代の際に換気を行い、ライブ後の特典会でも接触できず「撮影したチェキはトレーに載せて渡す」などの措置を講じた。府が推奨するQRコードによる追跡システムも使用した。

 1日の公演(1、2部)には仮面女子イースターガールズ、仮面女子候補生WEST、スリジエ(天・雲組)、スリジエ候補生WESTの18人が出演。2か月ぶりにステージに立ったイースターガールズはMCで「メンバーと会うのも久しぶり」「久しぶりに動いたので、リハーサルで汗だく」「たった2曲で化粧が全部落ちた」など、久しぶりのライブでも“らしさ”を見せていた。

 ライブはユーチューブで無料配信。運営側は公式ブログで「世間の情勢など様子を見ながら、国や大阪府の出すガイドラインに従って徐々に緩和していき、以前の様な活気のあるライブがいずれ出来ることを切に願います」と通常営業再開への思いをつづっている。