ファッション通販サイト「ZOZO」の創業者で「スタートトゥデイ」社長の前澤友作氏(44)が1日、自身のツイッターを更新。ひとり親を支援する新会社の設立を発表した。

 前澤氏は先月「前澤ひとり親応援基金」を設立し、1万人に10万円を配布。応募者にはアンケートを募ったが、その際に気づいたのが、養育費を得られていないひとり親が多いということだ。

 前澤氏は「【新事業】誰もが安心して養育費をもらえる世の中にします!」と宣言し「養育費をもらえていないひとり親が75%(当社アンケート)もいます。これは子供の貧困にもつながる大きな社会問題です。前澤ひとり親応援基金は新たに10億円を拠出し、この問題を解決する新会社を設立しました」と発表した。

 さらに「新会社の社名は【株式会社 小さな一歩】皆さまのこれから始まる小さな一歩を二人三脚でサポートします。養育費を受け取れてない方、受け取れてるけど額が少ない方、支払いが安定しない方、私たちにお任せ下さい 1年分の養育費をまとめて受け取ることもできます!」と説明。

 また「【養育費は子供の権利です】ひとり親(母子家庭)の約半数が相対的貧困層です。養育費がもらえず経済困窮すると、子供の教育・発育環境に負の影響が出ます。養育費は子供の権利。受け取れてない方は遠慮なく受け取るべきです。支払ってない方は責任を持って払うべきです」と主張した。

 これまで養育費の未払いが発生した際、弁護士への相談や依頼が必要となり、費用や時間や精神的な面での負担から、養育費の受け取り自体を諦めてしまうケースが多くあるという。

「小さな一歩」の公式サイトでは「当社の『養育費安心受け取りサービス』は、それらの負担をすべてゼロにし、スマホ一つで誰でも簡単に、お子さんの権利でもある養育費を、継続して安定的に受け取ることができるよう支援するサービスです」としており「養育費のお支払いが実際にスタートするまで、相談料や書面作成費用、弁護士費用などは一切いただきません。また、元パートナーに連絡を取っていただく必要もありません。すべて私どもの協力弁護士やカウンセラーが代行いたします」と説明している。