タレントでモデルの“ゆきぽよ”こと木村有希(23)が、政治的発言どころか何と言論界に参戦だ。

 26日発売の月刊誌「WiLL 7月特大号」に登場。「安倍首相?かわいくていいよ」と題して、コロナ禍で批判の集中砲火を浴びる安倍晋三首相について語っている。自身のツイッターでも「WiLL編集部」の表紙写真をリツイートする形で「縦文字の雑誌に出てるよ見てね」と積極的にアピールしているのだ。

 出版関係者が言う。

「同誌は保守系雑誌の中でも反韓、反中をメインに据え、“安倍応援団”が執筆する雑誌として認識されています。今月号も河添恵子氏や小川榮太郎氏などおなじみのメンバー。目玉は、籠池泰典氏の独占手記でしょうか。その中でもギャルのカリスマと呼ばれるゆきぽよが名前を連ねていて仰天しました」

 気になる内容はというと、主に安倍首相が批判され続けることへの苦言だ。「みんなコロナで余裕がなくなって、安倍首相に『言いたい放題』になっている気がします。でも『批判』と『言いたい放題』は違う」とし「安倍首相のやることに『何でも反対』って人は、ほんの一握りなんだと思う。ただ声が大きいだけ」と持論を展開している。

 最近、きゃりーぱみゅぱみゅや小泉今日子ら有名芸能人たちが、検察庁法改正案の反対をツイッター上で訴えたように、どちらかというとエンタメ界は“反安倍”。ゆきぽよのように“親安倍”に論陣を張るのは珍しい。

「芸能界が反安倍ばかりというのも健全ではないので、ゆきぽよのような存在がいてもいいのでは? 事務所からは発言が縛られていないので、本人は思ったことを口にしているだけのようですけど」と指摘するのは芸能プロ関係者。

 ギャルのカリスマは独自路線まっしぐらだ。