歌手の藤井香愛(31)が24日、3枚目のシングル「その気もないくせに」の発売を記念したインターネットサイン会を行った。
高校時代はギャル雑誌「egg」の読者モデルとして活躍。2008年にはプロ野球・ヤクルトの公認ユニット「DDS」に参加し、公認サポーターソングを歌うユニット「DAD’S」でメインボーカルを務めた。経験豊富のようにも見えるが、一昨年に「東京ルージュ」でデビューと、歌手の世界ではまだまだ“駆け出し”だ。
そんな藤井が3枚目のシングルを発売したのは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が全国に拡大された4月16日の直後というタイミング。本来なら全国各地で発売記念キャンペーンを行う予定だったが、それはかなわなかった。
そんな時に目をつけたのが、インターネットサイン会だ。CDを購入したファンの名前を都内のスタジオにいる藤井が読み上げ、サインを書き込み、その様子を動画で配信するというものだ。
「ファンの方と対面してCDを手に取ってもらえる『キャンペーン』が命綱の新人演歌・歌謡歌手にとって、インターネットサイン会の仕組み自体、画期的」という藤井。今回が4回目となるが「実際に会えないとなるとファンの方は物足りないのではないかと最初は思いましたが、画面越しだからこそ、いつものイベントとは違い、一人ひとりにサインの時間をかけることができる、チャット機能でリアルタイムにやりとりができたりと普段とは違う楽しみもある」という。
ファンが口を揃えて言うのは「自分の名前を呼びながら話しかけてもらえるのがうれしい」ということ。「インターネットサイン会はアーカイブも残るので、少しでも心の距離を近づけて、また見たいと思える配信になるようにしています」と語った。