フリーアナウンサーの笠井信輔(57)が22日朝のTOKYO MX「モーニングクロス」に自宅からリモートで生出演し、近況を語った。

 笠井アナは19年9月に32年勤めたフジテレビを退社しフリーに転身したが、直後の12月に“血液のがん”といわれる悪性リンパ腫であることが判明、長期の入院治療生活を余儀なくされた。

 今年4月30日に退院した笠井アナはこの「モーニングクロス」が復帰後初テレビ出演といい、番組冒頭ではMCの堀潤(42)から「お帰りなさい!」と声をかけられると笑顔で「おはようございます!」と元気にあいさつを返した。

 回復状態について医師から「抗がん剤治療が非常にうまくいって、100点満点で90点以上あげられると言われまして。寛解の判断はもう少し先なんですが、どんどん仕事をしてもいい、とお墨付きをいただいた」という笠井アナは、入院中に自らのブログに寄せられたコメントに力づけられたと明かし「いい方向でのネット上でのつながりというものを実感した」と感謝した。

 入院中に世界中に感染が拡大した新型コロナウイルスについては「退院時に『まだ(退院)しない方がいいんじゃないの?』とよく言われました。私たち患者は免疫力が半分しかないので、重症化する。でも、怖いからもう少し(入院)とは言えないですから」と、社会復帰への葛藤もあったことを明かした。