大阪府・吉村洋文知事の足を引っ張る維新の“悪癖”

2020年05月20日 17時00分

 足を引っ張るのは身内? 大阪府の吉村洋文知事(44)は19日、インターネット掲示板に自身の殺害予告をしたとして、脅迫の疑いで大阪府警に逮捕された山口県柳井市の自営業、松本和也容疑者(35)について「チェーンソーで僕の首を切って殺すという脅迫があり、被害届を出した」と説明。他の脅迫の有無については「特にない」と語った。

 松本容疑者は、吉村氏が全国で初めて新型コロナウイルス特措法に基づく休業要請に応じないパチンコ店名を公表した先月24日、ネット掲示板「5ちゃんねる」に殺害予告を投稿。公表への不満も書き込んでいた。府警は同日、松本容疑者を送検し、動機を詳しく調べている。

 コロナ対策で矢継ぎ早に対策を打つ吉村氏に対する不満が、犯罪という形で表に出たわけだが、吉村氏への世間の評価は高い。各種世論調査で最も評価する知事に選ばれ、国政で伸びきれない日本維新の会が、政党支持率で立憲民主党を抜いて野党第1位になった原動力ともいわれる。そんな追い風の維新なのに、身内が足を引っ張った。

 同党の梅村みずほ参院議員が17日、検察庁法改正案について、有権者から送られたメールを「不幸の手紙を思い出します」とツイートしたのだ。

 批判を浴びると、翌日に「昨日私が発信しましたツイートに関し、多くの方から厳しいご意見を賜りました。『有権者の声を大切にしていない』とのお声にまったくその通りと恥ずかしく思っております」と謝罪した。

 府政関係者は「維新は昔から議員の不祥事や炎上発言で波に乗れないところがある。人選が甘いと言えばそれまでなんだろうが、今回も橋下徹さんが『支持率アップは吉村さんのおかげで国会議員は勘違いしたらダメ』と言ってた矢先ですからね」と指摘する。

 吉村人気維持のためには、党は議員の再教育をした方がいいかもしれない。