国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)が19日、自身のツイッターを更新。経済回復へ「いま動きましょう」と訴えた。

 三浦氏は「4月、多くのエコノミストは緊急事態宣言に同意しました。こうした措置をとれば1~2カ月でコロナ危機は収束、経済がV字回復すると感染症専門家や政治家に説明され、それを信じたからです」と振り返ると「しかし彼らのほとんどは、そのようなシナリオをもはや信じてはいません」と言い切った。

 続けて「いま減った感染者の数字は、ウイルスが市中にゼロになったことを意味しません。だから感染者がちょっとでもまた増えれば消費は冷え込むでしょう」と推測。「健康不安が煽られ、経済活動を止めた以上、経済危機は長期戦になるだろうことはもはや自明だからです。長期に需要が回復しないシナリオは悲惨なものです」と説明した。

 これを打破するためにはどうするか。「だから、いま動きましょう。報告された感染者がほぼゼロになって一週間経過するのをテレビの前でカウントダウンするのではなく、医療に余裕が出たいまこそ、健康不安を正しい現実に即したものへと変化させ、間違っていた前提は改めましょう。経済復興のシナリオを書き、消費を取り戻しましょう」と呼びかけた。