芸能界で自粛を“解除”する動きが出てきた。

 人気俳優の佐藤健(31)が主役を務める映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(7月3日公開)、「―― The Beginning」(8月7日公開)のイベントが早ければ来月9日にも、都内で開催できるよう調整されているとの情報をキャッチした。

 新型コロナウイルスの感染拡大で4月以降、芸能イベントが全面的に中止になっているが、ゴールデンウイーク明けから新たな感染者数は目に見えて減少。緊急事態宣言が14日に39県で解除されると、さまざまな分野で再開に向けた動きがみられている。

 この状況に呼応するように、芸能界でも変化が出てきた。

「『るろうに剣心』のイベントが来月9日、都内で開催できるよう配給側が調整しているようです。東京はまだ新規感染者が出ているので早い気がしますが…」(映画関係者)

 イベントには佐藤のほか、武井咲、蒼井優、有村架純、江口洋介ら豪華キャストが集結する予定という。

 気がかりなのは、佐藤の“集客力”だ。今年1~3月に胸キュンドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)でドSなイケメン医師を演じ、女性ファンをメロメロにさせた。「るろうに剣心」のイベントを決行すれば、女性ファンが押しかけ、3密になるのは必至。それだけに、開催しても観客人数を制限するなどの措置を取るとみられる。

 同作の担当者は、同イベントについて「検討はしています」と認める。まだ東京で新規感染者が出ているため、他の候補日も含めて模索している段階だという。ただ、自粛解禁への機運が出てきたのは間違いない。

 ファンは、無事開催が決まるまでやきもきする日が続きそうだ。