動物好きに朗報! コロナ禍で休園中の千葉市動物園が、自動運転ロボットを使った無料の「オンライン動物園」を開設する。週末は親子で、家族でゆっくり“自宅動物園”を楽しむのはいかが?

 園内の様子は、ロボットベンチャーのZMP(東京・文京区)が開発した自動運転ロボ「RakuRo(ラクロ)」搭載の360度カメラを通してライブ配信される。

 ラクロは園内の草原ゾーン(ミーアキャット、ゾウ、キリン、カンガルー、フラミンゴ、シマウマなど)を自動運転で周回(1周350メートル、約10分)。その際、特設サイトの参加者のうち、早押しで1分ごとに1人だけ遠隔操縦の権利を得られる(1人1分)。有効時間が終わると次の参加者がまた早押しで権利を獲得する。

 ロボットを遠隔操縦しての動物園見学は、世界初の試みで大きな話題を呼びそうだ。ちなみに、遠隔操縦に参加せずとも、全員が360度ビューで自由に動物観察が可能。園内では実施時間に合わせて動物にごはんをあげるなど、お楽しみイベントを行う予定だという。

 同園によると、動物たちは元気に過ごしており、来るべき再開に向け園の整備が進められているという。鏑木園長は「再開時には笑顔で動物たちに会いに来てください。職員一同、心からその時を楽しみにしています」と呼び掛けた。

 実施は16日午前10~11時、午後1時~3時の2回。雨天の場合は17日に順延される。ZOOトリップで未来を先取りしよう!