エイベックスCEO退任の松浦勝人氏「『M愛すべき人がいて』の頃の自分に戻る」

2020年05月15日 16時48分

松浦勝人氏

 エイベックスの松浦勝人会長(55)が15日、ツイッターなどで6月の株主総会でCEO(最高経営責任者)を退任する思いをつづった。

 松浦氏は「先日発表があった通り、僕としては晴れて、最高経営責任者(CEO)から離れ、念願であったクリエイティブに専念することにした」とツイート。「社長業を始めてから、約16年。今思えば、いい経験ではあるけれど、その間は自分が自分でないようで、とても苦しい日々だった」と社長を務めた16年間を振り返った。

 退任について「今年56歳を迎える僕としては、あと10年から15年がクリエイティブに参加出来る限界かなと感じ、その時期を逃さないためには、CEOの職を降り、音楽制作と、それを広めるための新しいテクノロジーの事業に専念するという決意をした」と胸中を明かし、「そもそも自分のような人間は社長業には向いていないと、ずっと口癖のように言ってきたけど、やはりその気持ちに変化はなく、昔のようにやりたいことや好きなことだけをやっていく人生に戻らせてもらうことにした。あくまでも、自由に、出来る限り制約のない環境の中でクリエイティブを続けていくことにする」と今後の展望も語った。

 松浦氏は最後に「わかりやすく言えば、現在放映中のドラマ『M愛すべき人がいて』の頃の自分に戻るといえば理解してもらえるかな。人間としてはまだまだ未熟だけど、反省すべきところは反省しながら、『仕事が遊びで遊びが仕事』という自分の精神も大切にし、そんな僕だからこそ出来たこのエイベックスの遺伝子を次の世代に残し、後進の育成にも励んでいきたい」と結んでいる。

 同社は14日、6月26日開催予定の株主総会での役員人事について、松浦会長は「代表取締役会長CEO」から「代表取締役会長」となる予定であることを公表していた。