氷川きよしポップス公演中止 音楽業界に立ちはだかる「東京未解除」の壁

2020年05月15日 17時00分

氷川きよし

 歌手・氷川きよしが15日、新型コロナ感染拡大防止の観点から、6月18、19日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で予定していた5年ぶりのポップスコンサート「氷川きよし LIVE ~Papillon~」の中止を発表した。

 これまで氷川はKIYOSHI名義で2012年のメルパルク東京ホール、15年には千葉・舞浜アンフィシアターでポップス曲を中心とした内容のコンサートを開催してきた。今回は来月9日に発売する初のポップスアルバム「Papillon(パピヨン)―ボヘミアン・ラプソディ―」の発売を記念したポップスコンサートとなるはずだった。

 同コンサートを「日々楽しみに、目標にしていました」という氷川だが「オープニングはもちろん、曲ごとの演出も、朝から晩まで、どんな時も何をしていても、常にアイデアを考えていましたので、中止になって本当に本当に悲しいです」。

 それでも「そういうタイミングになったのも絶対に意味があってだと思います。悲しいですが、そのパワーをこのアルバムにぶつけて、多くの皆さんに聴いていただけるように頑張ります!」と気を取り直して意気込みを見せた。

 14日には東京都などを除く39県で緊急事態宣言が解除されたが、まだまだ音楽業界には厳しい。

 ある芸能プロ関係者は「地方のコンサート会場なんかは、宣言解除で好転してくるかもしれませんが、東京が解除されてないでしょ。だから地方では東京から来るなという空気がすごくある。これは地方のテレビ局やラジオ局も一緒で、宣言が出てからは地方の番組はずっとリモート出演でしたし、解除されても東京がいまのままなら、来ないでくれという状況が変わるとは思いにくい。コンサートやキャンペーンもまだ再開できる状況ではないでしょうね」。

 まだまだ長い闘いが続く。