大阪・仮面女子の叫びが通じた? 大阪府の吉村洋文知事(44)が14日、自身のツイッターで“支援金制度のはざま”に泣く事業者への新支援策を発表した。
吉村知事は「新支援策として、休業要請対象外の事業だが売上が半減し、大ダメージを受けてる中小企業、個人事業主を支援する。法人は2以上の事業所100万円、1事業所50万円。個人事業は2以上の事業所50万円、1事業所25万円。会社登記が府外でも府内事業は対象内に。今月中に制度構築する」とツイート。吉村知事の素早い支援策は称賛される一方、対象が「本社が大阪府内にあること」から対象外となるケースが多かった。
関西を拠点に活動するアイドルグループ「イースターガールズ」「仮面女子候補生WEST」らが出演する大阪・ミナミの常設劇場「仮面女子シアター」は、大阪府のコールセンターに連絡したところ「本社が東京だから対象外」と告げられた。東京の窓口に相談すると「劇場が大阪にあるから、東京では扱えない」と宙に浮いた存在。アリスプロジェクトの楠橋伸哉氏は「行政の保証が無いとこれ以上の自粛延長が厳しいです。吉村知事、助けてください」と公式ツイッターや、本紙を通じ吉村知事に救済を訴えていた。
楠橋氏は「ライブハウスは本社が東京にあるところも多い。声に出していないだけで、うち以外にも困っているところは多いのではないか」と、業界全体が抱える悩みであり、一石を投じるため声を上げたと話していた。
吉村知事のスピード決断に称賛の声が寄せられている。