新たな医療シリーズものとなるか? 女優・天海祐希(52)が今年1月期に主演した日本テレビ系ドラマ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」の続編が内定したという。

 困難な技術が求められる脳外科を舞台に医師たちの苦悩や葛藤を描いた作品で、天海は脳動脈瘤のスペシャリスト医師を演じた。

 制作会社関係者は「最終回の終わり方で、モヤモヤしたものが残るという視聴者からの声は少なくなかったが、続編を望む声も同じように多かった。そもそも日テレとしては当初からこの作品を、映画化も見据えた長期シリーズ化を検討していましたが、それが現実味を帯びてきた」と話す。

 同作への主演は天海が日テレを選んだといわれている。天海は2014年から人気シリーズ化しているテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」でも主演を務めていたからだ。

「天海が今年1月クールの『トップナイフ』に出演しなかったら、テレ朝の同じクールで『緊急――』を編成するという話もあった。天海が日テレと組んだ理由は代表作ともいうべき『女王の教室』(05年)のスタッフが集結したこと。平均視聴率17・3%の大ヒット番組のスタッフとまた一緒にできるのですから、天海がうなずいたのも当然」(同関係者)

 ただ「トップ――」は全10話で平均視聴率11・3%と「女王――」に及ぶほどの視聴率は稼げず、当初のシリーズ化、映画化計画が頓挫しかねない状況だっただけに、続編内定に関係者は小躍りしているという。

「テレ朝には米倉涼子の『ドクターX』という大ヒットドラマがある以上、キャラがかぶる主役の医療モノは作らない。医療モノで勝負するんだったら、他局でやるしかない。天海も信頼するスタッフもこのままでは終わりたくないでしょうからね。続編で再び勝負というところなんじゃないんですか」とドラマ関係者はみている。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)