現在はユーチューバーとして活動している「雨上がり決死隊」の宮迫博之(50)が8日、自身のチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」で「【飲食店の危機】宮迫博之、2000万円自腹で串カツ田中(後輩)を救う!?」と題した動画を公開した。

 串カツ田中の店頭にマスク姿で現れた宮迫は「たまたま私ですね、串カツ田中さんの社長さんとちょっと知り合いでして。今、飲食業界もあちこち全部大変ですので(中略)実際のところどうなのかってのをね、社長本人に直に聞いてみたいと思います」と動画の趣旨を説明。

 店内で(株)串カツ田中ホールディングス代表取締役社長の貫啓二氏とテーブルに距離をとって座った宮迫が自ら経営するたこ焼き店「みやたこ」も閉鎖状態で家賃と従業員の給料だけ払っている現状を語ると、貫氏も「手の打ちようがないって感じ」「ガーッとV字回復するのを待つしかない」と苦い笑顔で同意した。

 その後、貫氏は「ウルトラCになるかどうか、クラウドファンディング始めるんですけど」と切り出し、直後の「すごいのやるんですよ」発言に宮迫が「すごいの?」と食いつく。貫氏が「一番、大目玉がネーミングライツ。『串カツ宮迫』とか、2000万するんすけど、どうすか」と“むちゃブリ”すると宮迫は頭を抱えてテーブルに突っ伏す。

「270店舗くらいの店名が全部変わるんですよ」「ホームページから全部変えます。メニュー1か月間」と迫られた宮迫は「1か月間、2000万円ですか…」と思いつめたような表情になったが、「今の現状でもお金持ちの方いらっしゃいますから、どうでしょうか、興味のある方」とカメラに向かって話し、自らに降りかかった“融資話”から逃れた。

 その後、串カツをごちそうになった宮迫は「僕にできることはささいなことですが、ウーバーイーツでしょっちゅう頼みます」と話を締めにかかったが、貫氏は「ネーミングライツは無理…?」と再度“むちゃブリ”。ついに宮迫は「…なんとか、もうしばらく頑張って、行けるかなと思ったら『串カツ宮迫』GOしましょう」とまさかのGOサイン。

「2000万放るってすごいで!」と言う宮迫に貫氏は「けっこう話題になると思います、ニュース…」とセールストークで追い打ち。いろいろなギャグやトークで返事をはぐらかしていた宮迫だったが、最後には「…買いま…す!」と宣言した。これには貫氏も「うそっ!?…」と破顔するしかない。

 動画の終盤で「何がしか保険を解約します」と資金を用意する決意を見せた宮迫は、同日ツイッターで「串カツ好きやし、飲食業界大変やし、僕なりにできる事、やってみる事にしました! これがきっかけに動ける人は動いていって欲しいな! あー、まだドキドキするわー笑 ※保険は解約することになりそうです。。」と動画での発言をフォロー。話題になることを狙いつつも“男気”を見せた宮迫。“闇営業”騒動からの失地回復になりそうだ。