立民副代表の蓮舫参院議員(52)が8日、ツイッターを更新。466億円の大金を投じながら、いまだに全戸配布に至らない緊急政策“アベノマスク”を猛批判した。

 蓮舫議員は厚労省のマスク配布状況を示すホームページアドレスを張り付け「もうやめましょう。何度も言います。何度も要請。布製マスクを配布するお金を検査に、医療体制維持のために使いましょう」と訴えた。

 布マスクの全戸2枚配布、通称“アベノマスク”は、マスク不足解消の秘策として、安倍晋三首相(65)の鶴の一声で4月7日に閣議決定された。

 だが、当初から予算額の大きさに比べて有効性に疑問の声が上がっていたほか、納入業者決定プロセスの不透明性など問題が続出。揚げ句の果てには、1か月たった現在も東京のごく一部にしか配布できておらず"緊急"の意味は全く果たしていない。市場にはすでに中国製の不織布マスクがあふれている。

 かねて、蓮舫議員や社民党首の福島瑞穂参院議員(64)は、アベノマスク政策が国民や医療現場の声を反映していないとして、反対の姿勢を取ってきた。