アイドルと“触れ合える日”はいつか?コロナ禍で写真集イベント様変わり

2020年04月28日 17時00分

出版記念のオンラインサイン会を開いた小嶋菜月

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、芸能人が写真集や書籍を出版した際に行うイベントが、大きく様変わりしている。終息を見通せない中で、発売を記念したサイン会や報道陣の取材などを“オンライン”で開催する流れが出てきたのだ。芸能イベントも苦しい状況が続くが、新たな取り組みの行方は――。

 芸能イベントの自粛が始まって2か月あまりが経過した。そんな中で、従来とは違ったイベントの形が模索されている。

 元AKB48の小嶋菜月(25)は26日、ファースト写真集「soco soco(ソコソコ)」の発売を記念した“オンラインサイン会”を開催した。当初は東京、大阪、名古屋の3大都市で発売記念イベントを行う予定だったが自粛し、急きょオンラインサイン会に変更された。

 一人ひとりに自らテレビ電話をかけ、ファンと交流した小嶋は「念願の写真集発売のイベントだったので、開催できなくてとても残念ですが、こうやってたくさんのファンの人と、一人ひとりテレビ電話でお話ができ、とても幸せでした」と振り返った。サインした写真集は後日、郵送するという。

 写真集は今年2月に沖縄で撮影。タイトルの「soco soco」については、「そこそこ芸能活動をしてきて、そこそこかわいくて、そこそこのスタイルした等身大の私、という意味」と謙遜しながらも「写真集を手に取り見てみると、顔やスタイルだったり、全ての写真がそこそこ以上のデキで大満足!」と猛アピールした。

 またNMB48の村瀬紗英(23)は、ファースト写真集「Sがいい」の出版にあたって、報道陣の取材を受ける際に新たな方式に取り組んだ。22日に行われた囲み取材に、オンライン会議ツール「Zoom」を使用。大阪市内にいる村瀬と報道陣が画面上でつながり、質疑応答を行ったのだ。

「新型コロナウイルスの猛威が衰えない現状に、芸能界も新たなPR方法に挑戦する動きが盛んになっている。Zoomでの囲み取材は業界的に史上初の試みだった。しばらくは人との接触を避けなければいけないため、今後もこうした流れが広がっていくでしょうね」(芸能関係者)

 すでにウェブ上での会見も増えている。Zoom以外にもユーチューブを使って一方的に会見を生配信したり、インターネット電話サービス「Skype(スカイプ)」を使用して行うこともあった。

「芸能イベントは、以前はテレビ局とスポーツ紙、週刊誌くらいしか取材に来なかったが、10年ほど前からウェブ系をはじめ新規のメディアがどんどん登場し、年々記者やカメラマンが増え、現場は“3密”の状態になっている。コロナの感染拡大が一時的に終息しても第2波、第3波が来る可能性も指摘されている。報道陣が集まるイベントは当分の間厳しいので、しばらくはウェブ会見が主流になるかもしれない」(広告代理店関係者)

 テレビ番組では、タレントがリモート出演する姿も見慣れてきたが、芸能イベントの取材方法も変化を迫られているようだ。