新型コロナウイルス感染で入院中の俳優・石田純一(66)が大ピンチだ。ホテルで静養中に発症との当初説明について、実際にはゴルフ場で体調を崩したと明かすなどして、批判が噴出した。しかし、そんな時だからこそ、石田から芸能史に残る「“名言”が飛び出すのでは?」との声も。くしくもゴルフ場から生まれ、大バッシングを浴びた過去の「不倫は文化」を超える言葉が生まれるのか――。

 石田は14日に緊急入院し、15日に新型コロナウイルスの感染が判明。感染経路として浮上したのが、5日に北関東のゴルフ場で参加したコンペ。プレーや食事をした10人から複数の感染者が出ていると一部で報じられた。

 そんな石田が最初に批判を浴びたのが説明の食い違い。11日に沖縄県のゴルフ場で体調不良となったことが発端だったが、当初は滞在先の沖縄のホテルで静養中に発症と説明。しかし、その後、同県内のゴルフ場でプレーしていたことを明かし、批判が上がっていた。

 また、仕事を兼ねていたとはいえ、緊急事態宣言下で沖縄に行ったこと自体にも批判が噴出。プレーしたゴルフ場は消毒後に再開しているが、宿泊したホテルは今も休業を余儀なくされている。

 現在も都内の病院に入院中の石田は一時、集中治療室に入る寸前との報道もあったが、快方に向かっているという。

「コロナの治療薬として期待されるインフルエンザ治療薬『アビガン』を服用したことが大きかった。すでにテレビ局からは『治った後に体験談などを語ってもらえませんか?』などとオファーが届いており、石田も前向きだとか。周囲に迷惑をかけただけに、芸能人としての説明責任は十分承知している。これまでも批判を浴びても逃げなかった石田さんらしさですね」(テレビ局関係者)

 そこで期待されているのが“石田節”。これまでも奔放な女性関係で世間から猛バッシングを浴びようとも、石田なりの言葉を真正面から発信。一時期は芸能イベントに引っ張りダコで、その都度“旬な言葉”でマスコミにも貢献してきた。

 恋愛に関係した名言は数多くあり「告白すると、フラれたとしても特別な存在になれる」「判断力をなくして結婚し、忍耐力をなくして離婚する。そして記憶力をなくして再婚する」など挙げればキリがないほど。特に1996年に飛び出した「不倫は文化」発言は芸能史に残るフレーズとなっている。

「今から出演番組などで、石田さんからどんな言葉が発せられるのかが注目されている。最近は都知事選に出馬表明し、3日で断念したり、政治的な発言もしている。きっと自身の失敗談も含んだ、良い意味でも悪い意味でも芸能史に残る“名言”が出るんじゃないか、と思います」(前同)

「不倫は文化」発言といえば、19歳年下モデルとの不倫騒動の渦中、平尾昌晃さん(故人)のチャリティーコンペが行われたゴルフ場で報道陣に語ったもの。くしくも今回も石田の感染源を含めてゴルフ場がクローズアップされており、食事の席にいた女性からの感染が疑われているなど、当時と共通点が多い。

 もっとも「不倫は文化」とは実際には石田は言っておらず、報道陣が石田が語った不倫についての考えをまとめて“見出し”にした言葉だったことが後に判明。

 石田は発言の趣旨としては合っていたので、自分の言葉として納得してきた。

 果たして、元気になって戻ってきた際、どんな石田節が聞けるのだろうか。再びバッシングを浴びかねないが、それだけ期待されているともいえそうだ。