川原ひろし氏が激白「ラーメン店は開けるも閉めるも地獄」

2020年04月22日 17時00分

「なんでんかんでん」創業者の川原氏

【コロナに負けるな!有名人の緊急事態宣言】新型コロナウイルス感染拡大の猛威は、全国の飲食業界に大打撃を与えている。東京都の小池百合子都知事は飲食店が宅配・テークアウトを新たに始める際の初期費用として、1事業あたり最大100万円を助成する方針を決めたが、これで安心なのか? 豚骨ラーメンブームを起こしたラーメン店「なんでんかんでん」創業者で、現在は同店のフランチャイズ(FC)展開を手がける「(株)なんでんかんでんホールディングス」社長の川原ひろし氏が激白する。

 一昨年、高円寺駅前になんでんかんでんを6年ぶりに復活オープンしましたが、昨年11月に閉店。今年1月から渋谷センター街の「渋谷肉横丁」に新たな店舗を構えて再スタートを切ったところで、新型コロナ問題に直面しました。

 再オープンして3か月目で自粛要請を受け、今は店を休んでいます。東京都の宅配・テークアウトを始める助成金を受けられる事業者は400軒程度だそうです。渋谷だけで600軒以上の飲食店があるから、緊急支援の規模が小さすぎます。それにラーメンは汁物。テークアウトは、麺が伸びるし正直、経営が難しいと考える経営者がほとんどだと思います。

 ぼくの地元福岡は県の休業要請に伴い、福岡市は中小事業者に独自の支援を発表したが、市外の飲食店からは「なぜ格差があるのか」と不満が出ました。
 ラーメン店は店を開けるのも地獄、閉めるのも地獄の状況。月末に今月、店の家賃や人件費、食材業者にも支払いができない店が出てくるはず。

 今月からロンドンに店を出す予定が延期になった。先日はFCに参加を希望していた企業から、当分の間はムリだと連絡が入ったばかりです。

 渋谷かいわいはどの店も赤字になる見込みなら、まず再開しないと思います。日本の若者はまじめだし「休みに渋谷にラーメン食べに行こう」とならないとみています。こうなった原因の一つは、安倍内閣の緊急事態宣言が遅れたのと、小出しの政策にあると思います。

 政府が緊急事態宣言を出したのなら、休業要請と政府の支援はセットであるべきです! 強くそう言いたい。

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