新型コロナウイルスの影響で、図らずもユーチューブ全盛時代となった今、“異次元の数字”を叩き出してしまい、注目を集めているのがTKOの木下隆行(48)だ。今月1日に自身のチャンネルを開設したのだが、なんと初投稿動画の「低評価」が30万超えという信じられない数字を残した。あまりの不評にさすがの木下もめげているのかと思いきや…。

 4月に入ってテレビ番組の収録などが次々とストップし、仕事が激減した芸能人たちがこぞってユーチューブに参入している。テレビなどではあまり見られない姿を見せてくれることで、どのチャンネルもおおむね好評であり、人気のようだ。

「代表的なのは江頭2:50でしょう。コロナの前から始めましたが、ついに先日、チャンネル登録者数200万人を突破しました。破天荒なことをやりながら、“いい人”であることを隠しきれていない部分が人気です」とテレビ関係者。

 その対極にいるのが、木下だ。先月15日に所属していた松竹芸能を退所、今月1日にはユーチューブチャンネルを開設した。そして「TKO木下よりご報告がございます。」という動画を投稿すると、再生回数こそ300万回超というズバぬけた数字だったが「いいね」が5300ちょっとなのに対し、「低評価」が何と30万オーバー(20日午前8時現在)。まさにユーチューバー史に名を刻むほどの嫌われ者であることを露呈してしまったのだ。

 それから何本も動画をアップしているが、軒並み「いいね」の何倍、何十倍も低評価が上回っている状態。原因は、退所を巡って指摘された後輩に対する“パワハラ”への嫌悪感なのは疑いないが、これだけはっきりとした結果が出てしまった以上、木下の心がポッキリと折れてしまってもおかしくない。ところが、本人はまったく動じていないという。

「さすがに、ここまで嫌われているとは想定外だったかもしれないが、木下本人もユーチューブを始める前から、決して自分が多くの人に好かれているとは考えていなかった。後輩芸人へのパワハラが報じられてからは散々な言われようだったから。だからといって、ショックを受けているとかはまったくなく、心の中は“アンチ上等”とファイティングポーズを崩していません。ますますユーチューバーとしてやっていく決意が固まったようです」と芸能プロ関係者。

 今はまだ動画の中で、アンチの声を受け止めて質問に答えるなど、真摯な姿勢を見せてはいるものの、どこまでも“仮面”だ。近い将来、それを脱ぎ去る時がくるだろう。

 あるお笑い関係者はこう話す。

「これからはアンチをどんどん挑発していくスタイルの動画が増えていくでしょう。木下のキャラとしては、そっちの方が違和感がないですし(笑い)」

 嫌われ者の木下だからこそできる“究極の炎上商法”は成功するのだろうか。