元フジテレビアナウンサーの中村江里子(51)が17日、「パン屋さんへ」のタイトルで自身のブログを更新し、在住するパリの様子を報告した。

 中村は「初めてフランスを訪れたのは、大好きなパンとカフェオレを思う存分、楽しみたかったから。それほどにパンが大好きでした。今、このような状況の中でもパン屋さんは毎日美味しいパンを焼いてくださっています。本当は毎日、お店に行きたいところですが・・・」と大好物のパンへの“愛情”をつづった。

 現地の感染拡大防止策については「私たちが行くお店も、レジ前にはプラスティックのガードがつけられています。パン屋さんだけでなく、スーパーも、薬局も。ガードがある方が私たちも安心です。多くの方がマスクをしていますが、スーパーなどではマスクせず、大きな声で電話しながらあれやこれや触り、人にぶつかりそうになっている人もいます、まれですが・・・」と伝えた。

 また「パン屋さんに限らず”営業できる=良いこと”ではないですよね。リスクがある中でのお仕事なので・・・・その方たちにきちんと感謝できる気持ちを持ち続けたいと思います。いつもありがとうございます!!」と営業を続ける店舗への感謝の気持ちも記した。

 中村は「ウィルスは国籍を選んで入り込んでくるのではありません。誰でもいいのです。だから・・・入り込む隙を与えないようにしなければ。フランスも5月11日に外出禁止令がとけたとしても・・・引き続き緊張感持って生活をしなければなりません。それがいつまで続くのか?子供たちとも話をします。外出禁止ほど強い規制がなくなったとしても・・・これから先、私たちが生きていく世界はほんの数か月前とは変わってしまうのだと。すでに変わってしまっているのだと」と将来への不安も告白。

 そして「今できることは、これ以上、人が亡くならないように・・・助けられるように・・・動かないこと。家に帰れずに、家族に会えずに病院で治療してくださっている方々のためにも・・・動かないこと」と結んだ。